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焼け焦げて火災を起こしたタップ。たこ足配線で、最大容量を超えたことが原因とみられる(神戸市消防局提供)
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焼け焦げて火災を起こしたタップ。たこ足配線で、最大容量を超えたことが原因とみられる(神戸市消防局提供)
タップに多くの製品がつながれた「たこ足配線」(製品評価技術基盤機構提供)
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タップに多くの製品がつながれた「たこ足配線」(製品評価技術基盤機構提供)

 プラグの差し込み口が複数あるテーブルタップから出火する火災が後を絶たない。消防庁によると、2016年は全国で266件に上り、原因の一つに複数の電気機器を接続する「たこ足配線」が挙げられるという。大阪府茨木市の集合住宅で今月7日、たこ足配線が原因とみられる火災で住人女性と幼い娘の計3人が命を落とした。どうすれば火災を防げたのか。神戸市内では、昨年までの5年間でたこ足配線による火災は2件にとどまるが、同市消防局は最大電力容量を守るなどの対策を呼び掛ける。(田中宏樹)

 同府茨木市の火災は、台所のコンセント付近が出火元とみられる。電化製品の差し込みプラグの一部が焼けていたといい、大阪府警はたこ足配線が原因で電気系統のトラブルが起きた可能性を視野に入れる。

 神戸市消防局によると、同市内では13~17年、テーブルタップやスイッチなどの「電気配線器具」から出火した火災が計69件あった。14年1月には神戸市西区の事業所で差し込み口が三つあるタップから出火。そこから別のタップをつなぎ電熱器や加湿器、印刷機などを使用していたといい、たこ足配線が火災の原因となった。

 たこ足配線などで電力がタップの最大容量を超えると、熱で樹脂の部分が溶けだし、洗濯物やカーテンなど周囲の可燃物に燃え広がる恐れがある。プラグとコンセントの隙間にたまったほこりが原因となる「トラッキング現象」で出火する危険性も高まるという。

 ほかにも、長いコードを束ねたまま使ったり、コードを机や家具などの下敷きにしたまま使用したりしても火災を引き起こす。神戸市消防局予防課の松田圭太消防司令(42)は「タップにはつい多くの製品をつないでしまいがちだが、説明書やタップ本体に記載された電力の最大容量を確認し、定められた使い方を守ってほしい」と訴える。

 製品事故の調査や原因究明を行う「製品評価技術基盤機構」(東京都渋谷区)のまとめでは、12~16年度にテーブルタップや延長コードによる事故は278件あり、約6割が火災につながったという。たこ足配線などで容量を超える電気製品を接続し、火災となったケースは12件だった。

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