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浜風の家から移植されたリンゴの木に土をかける子どもら=16日午前、精道小学校
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浜風の家から移植されたリンゴの木に土をかける子どもら=16日午前、精道小学校

 阪神・淡路大震災の被災児のための施設で、解体の決まった「浜風の家」(兵庫県芦屋市浜風町)にあったリンゴの木が、震災で児童8人が犠牲になった精道小学校(同市精道町)に移植され、16日午前、同校で記念の催しがあった。4、5年生約200人は“浜家(はまいえ)”の記憶を引き継ぐ1本を囲み「大切にします」と誓った。

 被災地にリンゴの木を植える活動をしていた市民団体が2010年に寄贈。約2・5メートルにまで育ち、春には開花、実も付けた。復興の願いを込めて「希望リンゴ」の愛称で親しまれた。

 精道小の木も同じ市民団体が08年、震災で亡くなった児童の人数と同じ8本を寄贈。15年度からは4年生が震災学習で観察し、成長を通じて「命の大切さ」を学んできた。しかし生育不良などで6本に減り、挿し木で増やす計画を立てていたところ、浜家側から移植の提案があった。

 浜家の木は西門近くに植えられ、子どもたちが土をかけ、「浜風の家から寄贈」と記したプレートもかけた。4年の女児(9)は「浜風の家のことを勉強したいし、震災で亡くなった人を『忘れないよ』という気持ちでたくさん水をあげたい」。浜風の家を運営してきた社会福祉法人理事の大塚進康(のぶやす)さん(77)も出席し「建物はなくなるが、リンゴを通じて浜風の家が果たした役割を伝えていきたい」と力を込めた。(中島摩子)

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