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新たなパートナーが切望される王子動物園のジャイアントパンダ「旦旦」=神戸市灘区
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神戸新聞NEXT
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 雌のジャイアントパンダ「旦旦」を飼育する神戸市立王子動物園。日中平和友好条約締結40周年の今年、政府が新たな貸与を中国側に要請し、受け入れの候補に同園が浮上している。雄雌のペアが解消して8年となり、これまで市が直接中国側に働き掛け、繁殖に向けた熱意を伝え続けてきた。候補入りしたことを受け、同園幹部や市議らが近く相次いで訪中してパンダが同園のシンボルになっていることなどを説明。悲願の2世誕生に向けて熱が入る。

 王子動物園のパンダは、2000年に日中共同の繁殖研究のために雄雌の計2頭を借り受けたのが始まり。現在の旦旦はそのうちの1頭。雄の「興興」の入れ替えを経て、2度の人工授精に成功したが、死産などで赤ちゃんは育っていない。10年に2代目興興が死んだ後、雄が補充されていない。12年の尖閣諸島国有化などで日中関係の冷え込みも影響しているとみられる。

 ジャイアントパンダは同園の来園者アンケートで不動の1位を占める人気者。昨年、東京・上野動物園で「シャンシャン」が誕生し、神戸での繁殖にも期待が高まる。

 政府間の交渉が鍵を握るため貸与の時期や頭数などは不明だが、同市は繁殖の共同研究などを通じて築いた独自のルートで働き掛けを展開。同園を所管する市建設局の幹部らは、中国のパンダ貸与窓口の中国野生動物保護協会(CWCA)などに出向いて協議を重ねてきた。神戸市会の日中友好議連も昨年、中国四川省の繁殖研究拠点を視察。東京の中国大使館も2度訪れ、中国・外交当局に神戸側の要望を伝えてもらうよう依頼した。

 同議連は今年5月に四川省の拠点を再訪する予定で、会長の平野昌司市議は「実務者レベルでは雄補充が必要という認識で一致している。条約締結40周年の節目でもあり何とか実現させたい」と力を込める。

 王子動物園の上山裕之園長も近く、着任あいさつを兼ねてCWCAを訪れ、雄補充の要望を再度伝える。同園によると、パンダの繁殖を研究する各国施設のうち、1頭だけで飼育しているのは同園のみ。上山園長は「早くこの現状を変えたい」としている。

 日本への貸与が決まった場合、王子動物園とともに、仙台・八木山動物公園も受け入れ候補に挙がっているという。(若林幹夫、那谷享平)

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