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「丹波篠山市」に変更した場合の調査結果を公表する酒井隆明市長(右から2人目)ら市幹部=篠山市役所
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「丹波篠山市」に変更した場合の調査結果を公表する酒井隆明市長(右から2人目)ら市幹部=篠山市役所

 兵庫県篠山市は17日、「丹波篠山市」に市名を変更した場合、地域経済に与える波及効果の試算額は52億円以上になると発表した。市職員でつくるプロジェクトチームや調査会社の分析を基に算出した。市名変更の是非は市を二分する論争になっており、今回の結果から「変更するメリットが大きい」との考えを示した。

 調査は昨秋以降、市職員9人によるチームと、日本統計センター(北九州市)がそれぞれ実施。変更に伴うメリットやデメリット、経済効果、観光客の動向変化などを調べた。

 市の調査では、認知度の上昇や地域ブランドの向上、農業や観光面での誤解解消などをメリットとして挙げ、企業や市役所の費用負担などをデメリットと指摘。コシヒカリや黒大豆、クリなどの特産物は、丹波篠山というブランド力で他産地より販売価格が高くなっており、現在の混乱状態が続くと、丹波篠山産の優位性が低下し、市名変更しなければ丹波篠山ブランドが失われ、23億3千万円の経済的損失額になると試算した。

 一方、日本統計センターは京阪神や東京、名古屋などで、20歳以上の男女計6千人を対象にインターネットでアンケートを実施。「丹波篠山」がどこを指すかについては「丹波、篠山市の両方」(44・7%)が最多で、「篠山市」(23・1%)を上回った。特産品や土産物の産地表示について購入意欲を尋ねると、「丹波篠山」は「篠山市」より優位となった。また、市名を変更した場合、観光客の訪問回数や消費額などから、28億7千万円以上の経済波及効果があるとした。

 会見で、篠山市の酒井隆明市長は「市民の理解が得られないまま変更を決めるわけにはいかない。対立を招かないよう、説明を尽くしたい」とし、市民からの要請に応じた説明会や意見交換会を開催する方針を示した。(安福直剛)

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