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見つかったメモについて会見する神戸市教育委員会の職員ら=22日午後、神戸市役所(撮影・西竹唯太朗)
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見つかったメモについて会見する神戸市教育委員会の職員ら=22日午後、神戸市役所(撮影・西竹唯太朗)
神戸市教委が発見したメモを見ながら不信感をあらわにする遺族=22日午後、神戸市中央区(撮影・中西大二)
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神戸市教委が発見したメモを見ながら不信感をあらわにする遺族=22日午後、神戸市中央区(撮影・中西大二)

 2016年10月、神戸市垂水区の市立中学3年の女子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、神戸市教育委員会は22日、「見つからない」としていた、自殺直後に生徒6人にヒアリングしたメモが、昨年8月下旬の時点で、すでに学校が保管していたと発表した。学校側から申し出があったが、市教委は対応していなかった。市教委は「職務の怠慢で、隠蔽目的ではない」とし、遺族に謝罪した。遺族は「隠蔽」としたうえで「遺族の気持ちをふみにじるものであり、怒りを禁じ得ない」とコメントしている。

 市教委などによると、メモは女子生徒の自殺から数日後、同校の教員が生徒6人から聞き取りした内容で、いじめの内容や生徒間の関係について記されている。市教委がいじめの有無などを調べるために設置した第三者委員会の調査では、メモは「破棄されていた」とされている。

 昨年8月下旬、第三者委がまとめた調査報告書を現在の校長が確認した際、メモの存在を市教委に連絡。市教委は「内容は第三者委の調査に反映されている」として、対応していなかった。遺族からもメモの存在を指摘されていたが、市教委は具体的な対応を取っていなかった。

 先月、第三者委の調査報告書に、遺族が「調査内容が不十分」とする意見を出したのを受け、校長が今月12日に再度提出した。

 市教委は会見で、「第三者委はメモの内容を聞き取りで『復元できた』としていたため、担当の職員が確認を怠った」と釈明。一方で「現段階では隠蔽ではない」と主張。今後、市教委は弁護士らによる検証委員会を立ち上げ、経緯を調べる。

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