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 緊急性が低い救急出動を抑えるため、神戸市消防局は市内のIT会社と協力し、交通手段がない要介護者らが急な通院を必要とした際に介護タクシーなど複数の民間搬送サービスを検索、予約できるアプリ「さぽのる」を開発した。送迎先や介助内容を入力すると利用できる事業者と料金の目安を示してくれる。14日から6月30日まで東灘、灘、垂水、西区で実証実験を実施する。(若林幹夫)

 民間搬送サービスは市内に約150社ある。車いすのまま移動でき、階段の上り下りを介助してもらえる事業者もあるが、広く知られていないのが現状。高齢化で高まる救急需要に対応するため、市消防局は緊急性が低い搬送を民間に振り替える仕組みとして、全国的にも例がないアプリ開発に乗り出した。

 アプリはスマートフォンなどにあらかじめ取り込んでおく。急な体調変化の際、自宅や病院の場所、送迎を希望する日時、酸素吸入など必要な介助の条件を指定すると、送迎可能な事業者の一覧が料金の概算と併せて表示される。希望する事業者を選んで緊急連絡先などを入力すれば予約が完了する。事業者にも事前登録するよう協力を求める。

 実証実験は、主にケアマネジャーを通じての利用を想定している。以前から「病院に行きたいが交通手段がない」などの相談を受けることが多いためという。従来は事業者に1件ずつ問い合わせていた手間が、アプリを使えば解消できる。

 課題は高齢者も使いやすい仕組みにすること。市は実証実験を通じて機能を改善し、2019年度から市内全域での利用を予定する。人工知能(AI)の活用も検討し、将来的に事業者とのマッチング精度向上や電話対応の自動化などを目指す。

 市消防局の担当者は「ニーズはあるはず。まずはアプリの便利さを実感してもらいたい」と話す。

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