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丹波市が歌詞を募集する「丹波市の歌(仮)」。固有名詞を使わずにどんな歌が完成するのだろうか
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丹波市が歌詞を募集する「丹波市の歌(仮)」。固有名詞を使わずにどんな歌が完成するのだろうか

 兵庫県丹波市が市歌の歌詞について「丹波市や市内の地名など固有名詞の使用を避ける」という条件を付け公募している。広く歌われるようにとの考えからだが、市議会でも議論になり、市民からは「市歌なのに市名も地名も入らないなんて…」と戸惑う声が聞こえてくる。お隣の篠山市では「丹波」を付けた市名に変更することで議論となっているが、丹波市は「特に『丹波』を入れなくても丹波らしさは伝わる」としている。(金 慶順)

 「地名を入れずに市民のふるさと意識を高揚する歌ができるのか」「一体どんな歌詞を作れば?」。3月、丹波市議会の常任委員会では、議員から歌詞募集に関する質問が相次いだ。

 市歌の制作は2017年夏、市の魅力を発信する「シティープロモーション」の一環として打ち出された。作曲家の千住明さんに依頼した約4分間のメロディーを動画サイトで公開し、全国から歌詞を募る。固有名詞を使わない条件について、谷口進一市長は「全国的に歌い継がれるように」「丹波市民だけでなく誰もが自分の故郷を思い浮かべられるように」と訴える。

 08年の「丹波市音頭」制作の際にも歌詞を公募したが、6番まである歌詞では「氷上」「柏原」など旧6町の名前や名所が出てくる。「音頭と市歌を場面に応じて活用したい」と同市。

 市民は思案顔だ。市役所を訪れた主婦(45)は募集要項に目を通し「『丹波』を使わない市歌って難しい。丹波市らしさって何でしょうね」。無職男性(72)は「全国で聞いてもらうなら、柏原藩とか黒井城とかを歌詞にして知ってもらいたいけどねぇ」。「丹波」という言葉を巡っては篠山市が「丹波篠山市」への市名変更を巡って検討中だ。丹波市の農家女性(68)は「あえて『丹波』を使わず歌えば篠山市とけんかにならなくていい」とも。

 2月20日に募集を始め、5月14日現在で18点の応募があった。「音頭」では約2カ月間で124点の歌詞が集まったというから、出足はやや低調気味。それでも、同市によると「市の花であるカタクリ、よく見掛ける軽トラ、通学する白いヘルメットの自転車など、工夫を凝らした歌詞が集まりつつある」とか。固有名詞はなくとも風景が思い浮かび、“丹波らしい”歌詞となるかどうか。

 締め切りは6月29日。1人1作品で、応募者の居住地は問わない。市のホームページから応募用紙をダウンロードできる。

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