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内部が公開された巨大防空壕。高い天井が特徴的だ=加西市鶉野町(撮影・田中靖浩)
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内部が公開された巨大防空壕。高い天井が特徴的だ=加西市鶉野町(撮影・田中靖浩)
コンクリートの上には土が盛られ、小山のようにカムフラージュされていた
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コンクリートの上には土が盛られ、小山のようにカムフラージュされていた
神戸新聞NEXT
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 兵庫県加西市は、太平洋戦争中に旧姫路海軍航空隊の訓練が行われた鶉野飛行場跡(同市鶉野町)の「巨大防空壕」や周辺の爆弾庫など計6カ所の戦争遺産を整備し、ガイド付きで公開を始めた。案内板や解説板も設置。市は「戦争遺産がこれほど固まって残っている場所は珍しい。ぜひ見に来てほしい」とアピールする。(森 信弘)

 一帯には滑走路のほか、対空機銃を据えていた機銃座や防空壕などの戦争遺産が数多く現存。指揮所だった地下防空壕は住民らが整備し、公開している。市は2015年度からの5年間で整備し、平和学習や観光、防災などに活用する計画だ。

 新たに整備したのは、滑走路南側の「歴史遺産群ゾーン」にある防空壕4カ所と、機銃座、爆弾庫。個人や神戸大の土地を買収したり借りたりして門扉や鍵を付け、散策路も整備した。

 巨大防空壕はこれまで、入り口がコンクリートブロックでふさがれ、内部には土砂が堆積していたため、中を見ることができなかった。内部には奥行き14・5メートル、幅5メートル、高さ5メートルの空間がある。戦時中は自力発電施設として使われ、高温や騒音を和らげるため天井が高くなったと考えられる。市は照明の設置なども検討している。

 同ゾーンでは今後、当時の面会所を模したトイレなどの設置を予定。防空壕などの内部の見学はボランティアガイドが案内する(2人以上、2週間前までに予約が必要)。同市観光案内所TEL0790・42・8823

【鶉野飛行場跡】1943年、旧日本海軍がパイロット養成のため建設。45年には特攻隊「白鷺隊」の訓練が行われ、63人が沖縄近海で命を落とした。同年、近くで試験飛行をしていた戦闘機「紫電改」の不時着により、旧国鉄北条線(現北条鉄道)の乗客ら12人が死亡する脱線事故も起きた。現存する滑走路は長さ約1・2キロ、幅約45メートルで、2016年、国から加西市に払い下げられた。

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