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淡路は青、丹波は緑、但馬は紫…。兵庫の旧五国が色分けされた展示パネル=神戸市中央区下山手通4、県政資料館
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淡路は青、丹波は緑、但馬は紫…。兵庫の旧五国が色分けされた展示パネル=神戸市中央区下山手通4、県政資料館
県政150周年に合わせ、旧五国(摂津、播磨、但馬、丹波、淡路)をイメージした5色使いのロゴ(兵庫県提供)
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県政150周年に合わせ、旧五国(摂津、播磨、但馬、丹波、淡路)をイメージした5色使いのロゴ(兵庫県提供)

 兵庫県政150周年に合わせ、旧五国(摂津、播磨、但馬、丹波、淡路)をイメージした5色使いのロゴを県が発表したところ、県民らから「どの地域が何色に対応するのか」という素朴な疑問が出ている。県政資料館(神戸市中央区)では、摂津がピンク、播磨が黄など、この5色を割り当てた旧五国の展示パネルが設置されているが、担当者は「確かな根拠はない」。多彩な風土を誇る兵庫ゆえに表現しづらい“地域色”の答えは?(小川 晶)

 「摂津・播磨・但馬・丹波・淡路の5地域をイメージした縦5本のライン」

 213点の応募作から県が選んだ記念ロゴの説明文だ。昨年7月の発表以降、異なる色の5本線について、地域と色の結び付きを尋ねる問い合わせが数件あったという。

 「対応関係は特にない」と担当課。全体で旧五国の多様性を表すが、地域ごとの彩色は「県が決めるべきものではないし、そもそも表現しがたい」とする。

 一方、今年1月にリニューアルした県政資料館では旧五国の紹介パネルを色分けして展示。記念ロゴの5色を参考に、摂津=ピンク▽播磨=黄▽但馬=紫▽丹波=緑▽淡路=青-という組み合わせにした。

 県広報戦略課は「丹波なら多紀連山の緑、淡路なら渦潮の青など大まかな印象で当てはめた」としつつ、「目に留まりやすいよう工夫しただけで、県の公認ではない。展示によって色を変える可能性も」という。

 県立考古博物館(兵庫県播磨町)は各地の出土品を旧五国のくくりで保管し、摂津=グレー▽播磨=赤▽但馬=黒▽丹波=緑▽淡路=青-のラベルをコンテナに張り区別する。担当者は「30年以上前からの慣習で経緯は不明。但馬はかつて紫だったようだが…」。

 神戸各地の景色がテーマの万年筆インク「神戸インク物語」を手掛ける竹内直行・ナガサワ文具センター執行役室長は「色に込められたストーリーが重要」と指摘する。

 神戸インク物語で例えるなら「六甲グリーン」。阪神・淡路大震災で、がれきに埋まった街並みの背後にのぞく六甲山の鮮やかな緑から着想を得たという。

 「現在のイメージに過去の歴史、将来の希望を重ね合わせ、さまざまな人の思いを絡めれば、それぞれの地域にふさわしい色にたどり着くのでは」と話す。

     ◇

■「五国の色」を募集します

 神戸新聞社は創刊120周年、兵庫県政150周年に合わせ、「五国の色」を皆さんから募集します。

 寄せられた意見を基に、色彩の専門家や兵庫の郷土に詳しい有識者を交えて調査や議論を重ね、今秋には「摂津」「播磨」「但馬」「丹波」「淡路」のそれぞれの色を発表します。

 皆さんの心の中にある地域の色とその理由、エピソードを教えてください。単に「青」や「白」だけでなく、「但馬の日本海の紺碧(こんぺき)」や「姫路城の漆喰(しっくい)の落ち着いた白色」など例を挙げてお寄せください。

 応募は、(1)五国の名(例・播磨)(2)色(3)その理由・場所・事物、エピソード-を書き、名前、年齢、住所、電話番号(メールアドレス可)を明記し、はがき、封書、ファクス、メールで。参考となる写真や資料があれば同封・添付してください。1国(1色)でも、5国(5色)まとめての応募も可。6月末締め切り。

 あて先は、〒650-8571(住所不要)神戸新聞社パートナーセンターお客さま室「五国の色」係。ファクス078・360・0439、メールdokusha@kobe‐np.co.jp

 問い合わせは、お客さま室TEL078・362・7056

 選考過程は随時、紙面などで紹介していきます。

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