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スミレの研究で京都大学総長賞を受けた(左から)上月あささん、大谷素司さん、桑村風花さん、小林史佳さん=小野高
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スミレの研究で京都大学総長賞を受けた(左から)上月あささん、大谷素司さん、桑村風花さん、小林史佳さん=小野高
明るい場所を好み、葉が小さいシハイスミレ(小野高提供)
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明るい場所を好み、葉が小さいシハイスミレ(小野高提供)
暗い場所を好み、葉が大きいマキノスミレ(小野高提供)
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暗い場所を好み、葉が大きいマキノスミレ(小野高提供)

 小野高校(兵庫県小野市西本町)の生徒4人が、2種のスミレについて自生地を調査・分析し、兵庫県内での分布境界が加古川にあることを突き止めた。4人は、13都府県市の代表による「京都大学サイエンスフェスティバル」(3月)に兵庫県代表として出場。研究の独創性が高く評価され、兵庫県代表で初めて最優秀の総長賞に輝いた。4人は「これを励みにさまざまな研究に取り組みたい」と意欲を見せる。

 京都大は国際的に活躍できる人材の輩出を目指して13都府県市の教育委員会と連携協定を結び、2015年に同フェスをスタート。各教育委員会が推薦する代表校が出場し、兵庫からは15年度に龍野高、16年度には豊岡高が代表となった。

 4人はいずれも小野高科学総合コース3年の大谷素司さん(18)=三木市=▽小林史佳さん(17)=小野市=▽上月あささん(18)=西脇市=▽桑村風花さん(17)=兵庫県多可町。昨年4月、「探究」の授業で2年前から先輩のグループが代々取り組んできたスミレの研究を引き継いだ。

 テーマはシハイスミレとその変種であるマキノスミレ。三木、小野、加西市と神戸市北区で約800株のスミレの葉を採取し、分布を地図に落とし込んだ。

 シハイスミレは暖かく明るい場所を好み、加古川の西側に集中していた。標本を分析したところ、瀬戸内海の乾燥した気候に適応して小型化したことも分かった。一方、平均気温の低い東日本に多く見られるマキノスミレは、加古川の東側に分布。夏でも涼しい谷筋や暗い林床を好み、光が弱い場所に適応するため大きな葉を付けていた。

 サイエンスフェスで他校の研究発表に刺激を受けたという4人。小林さんは「1年間の調査を通じて物事を探究する楽しさが分かった。研究者を目指したい」と語った。(笠原次郎)

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