総合総合sougou

  • 印刷
災害による障害者の集いで言葉を交わす宮本孝子さん(左)と阪神・淡路大震災で被災した飯干初子さん=9日午後、神戸市中央区磯上通3(撮影・大山伸一郎)
拡大
災害による障害者の集いで言葉を交わす宮本孝子さん(左)と阪神・淡路大震災で被災した飯干初子さん=9日午後、神戸市中央区磯上通3(撮影・大山伸一郎)

 地震などの自然災害が原因で心身に後遺症を負った障害者の集いが9日、神戸市中央区のこうべ市民福祉交流センターで開かれた。阪神・淡路大震災と広島土砂災害(2014年)、熊本地震(16年)の三つの被災地から約10人の災害障害者が参加。被災時やその後の心情などを吐露し、痛みを分かち合った。

 同市のNPO法人「阪神淡路大震災よろず相談室」が企画。牧秀一理事長(68)は各地の被災地で災害障害者に寄り添っているが、広島や熊本では集う場がないため、震災障害者が交流を重ねる神戸で初の機会を設けた。

 熊本県からは南阿蘇村のアパートで下敷きになり、右脚を切断した東海大農学部3年の梅崎世成さん(21)=福岡県大牟田市=が参加。広島市からは、夫を土砂災害で亡くし、自らも左脚を切断した宮本孝子さん(78)が出席した。

 義足を付ける梅崎さんは電車通学時の悩みを「約1時間立ちっぱなしはつらいが(外見上は義足と分からず)『優先座席を譲って』と言いづらい」と語った。宮本さんは夫と左脚を失った喪失感から「感情を無くした時期もありました」と言葉を絞り出した。

 阪神・淡路の障害者は何度もうなずきながら耳を傾け、両脚に後遺症がある甲斐研太郎さん(70)=神戸市北区=は「我慢せず時には甘えることも大切」と声を掛けた。牧理事長は「災害による障害者への支援制度はほとんどなく、実態把握も不十分。国への働きかけを続けたい」と話した。(金 旻革)

総合の最新
もっと見る

天気(6月20日)

  • 25℃
  • ---℃
  • 70%

  • 27℃
  • ---℃
  • 60%

  • 24℃
  • ---℃
  • 80%

  • 25℃
  • ---℃
  • 70%

お知らせ