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「新開地で好きな落語家を見つけて」と語る桂あやめさん=大阪市北区、上方落語協会会館
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「新開地で好きな落語家を見つけて」と語る桂あやめさん=大阪市北区、上方落語協会会館

 7月11日、神戸市兵庫区の新開地商店街に上方落語を毎日のように昼間上演する「神戸新開地・喜楽館」が開場する。関西では大阪市北区の「天満天神繁昌亭」に続く第2の定席。かつて「東の浅草」と並び称された歓楽街の起爆剤として期待される新名所誕生に寄せる思いを、こけら落とし夜席公演の出演者が語る。(松本寿美子)

 「新開地にも、家族連れや観光客が増えた大阪・新世界のように変われる潜在能力はある。三宮に飽きた人に面白がって来てもらえる所にしたい」

 新開地に近い兵庫区荒田町で育ち、喜楽館の建設準備に当たった落語家桂あやめさん(54)=大阪市=は地元への愛着をにじませる。

 子ども時代、新開地はビリヤード好きの父親に連れられて行った「大人の匂いがするまち」。中学校で同じ学区になると「同級生が暮らすまち」に。間もなくの開場に「期待しとおで」との声が届く。

 上方落語協会・前会長の桂文枝さん(74)による構想から約4年。神戸で定席の集客が成り立つのか慎重論もあり、歳月がかかった。「大阪の同僚は『新開地ってあんまり店ないやん』とか『路地入ると結構面白いやん』とかいろいろ言うけど、飲み屋にはぜひ遅くまで開けてもらい、みんなで終電を心配しながら飲みたい。それでまた面白い店が寄ってきたらいいな」

 同館の営業には大阪と違う実験を取り入れた。

 まず昼席。大阪は落語8席と漫才などの色物2席だが、神戸では落語を2席少ない6席にし、開演を1時間遅い午後2時に。料金も200円安くした。

 「大阪で団体客が昼ご飯を食べられへんとか、席数の多さに『落語は当分ええわ』って声もあったので。新開地は午後5時に開いてる飲み屋もあるから終演後すぐ行ける。いい結果なら大阪が倣うこともある」

 そして貸し館の夜席。大阪は夜席もトリは上方落語と決められるが、神戸では江戸落語のほか音楽や日本舞踊など多目的に利用でき、多彩な芸能を発信する。

 あやめさんは、兵庫県政150周年記念の新作を披露する「桂あやめの会」(12日)▽桂文珍さんら神戸ゆかりの落語家による「ベッコの会」(13日)▽落語家らが宝塚歌劇を模した芝居や歌、ダンスを披露する「花詩歌タカラヅカinKOBE」(16日)-の3公演に出演する。

 「夜席のこけら落としはいろんな舞台の使い方を見せる1カ月。毎日盛りだくさんな番組を楽しみに来てほしい」

 チケットぴあTEL0570・02・9999(Pコード597-410)

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