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備蓄を見直す時期を示した日本気象協会の「夏の備蓄前線2018」
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備蓄を見直す時期を示した日本気象協会の「夏の備蓄前線2018」

 災害への備えを季節によって見直そうとする動きが出てきた。日本気象協会は「夏の備蓄前線」と銘打ち、食品や生活用品を中心に備蓄を意識すべき時期を地域ごとに示した前線図を公表した。近畿地方は6月6日に梅雨入りし、豪雨や台風などで予期せぬ災害が起きやすい季節となった。同協会は「関西は大雨の頻度が増えるとの予想。早めのチェックを心掛けて」と呼び掛ける。(金 旻革)

 同協会は昨年から夏と秋の年2回、備蓄前線を作成し、公表している。日本列島を「前線」で区切り、地域ごとに備蓄の見直し時期を示した。兵庫県の夏は6月10日ごろが目安とする。

 有効な備蓄方法として協会は「ローリングストック法」を推奨する。日常で使う食料品や生活用品を普段から多めに買い、消費した際には消費した分だけ買い足す。結果、常に一定量の備えが生まれて鮮度も保たれ、災害時に活用できるという考え方だ。食品が傷みやすい季節には、特に有効という。

 自治体も備蓄態勢を整備しているが、「行政だけでは限界がある。被災で流通経路が寸断され、備蓄した物を被災者に行き渡らせるのが困難になる可能性もある」(神戸市経済政策課)とする。同協会は「発災後の1週間程度をしのげる備蓄を心掛けてほしい」としている。

 協会の長期予報によると、6月は東・西日本で平年同様に曇りや雨が多いと見込まれている。本格的な夏となる7月は西日本で平年より雨が少ないと予想されているが、近年は短時間で記録的な大雨をもたらすゲリラ豪雨が多発している。

 記憶に新しい昨年7月の九州北部豪雨は土砂災害が307件起き、死者・行方不明者は41人に上った。被害が深刻だった福岡県朝倉市では、24時間雨量が545・5ミリで同市の観測史上最多だった。

 同協会は「平年より湿った空気が入りやすいと予想している。梅雨前線の活動が活発になり大雨の頻度が増えそう」とみる。秋の備蓄前線は、秋雨や台風が増える前の8月に公表する。2015年9月上旬の関東・東北豪雨では、茨城県を流れる鬼怒川が決壊し甚大な被害が出た。

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