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原発事故について講演する千葉由美さん=神戸学生青年センター
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原発事故について講演する千葉由美さん=神戸学生青年センター

 東日本大震災で被災した母親でつくる福島県いわき市の団体で代表を務める千葉由美さん(48)が27日、神戸市灘区山田町3の神戸学生青年センターで講演した。東京電力福島第1原発事故について「事故の過小評価は、『二度と同じことを繰り返してはならない』という声をかき消してしまう」とし、被災地の実情を広く知ってほしいと訴えた。

 千葉さんはいわき市で大震災を経験。現在は被災地の小中学校で放射線の測定をしたり、母親たちの交流の場をつくったりする活動に尽力している。

 講演で千葉さんは「被災地では、被災者同士が対立させられている」と指摘。自身の経験で、小学生の娘の安全を考え、地元産食材を使った給食などに反対すると、同じ被災地の人から「風評被害だ」と非難されたことを振り返った。

 千葉さんの団体が実施する放射線の測定では、昨年も小学校の土壌から高い数値の放射性物質が検出されたという。被災地の実態を踏まえ、千葉さんは国による復興アピールが「(根拠のない)安全神話の再構築ではないか」と懸念。国が放射線監視装置の撤去方針を固めたことに関しても「装置は最低限の知る権利。なぜ加害者である国の決定に従わないといけないのか」と怒りをにじませた。(那谷享平)

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