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「不幸な子どもの生まれない県民運動」への抗議活動を振り返る古井正代さん=30日午後、神戸市障害者福祉センター
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「不幸な子どもの生まれない県民運動」への抗議活動を振り返る古井正代さん=30日午後、神戸市障害者福祉センター

 旧優生保護法に基づく不妊手術や羊水検査による出生前診断などを推進した兵庫県の「不幸な子どもの生まれない県民運動」(1966~74年)を問い直す集会が30日、神戸市障害者福祉センター(同市中央区)で開かれた。同運動に対する抗議活動に加わった障害者団体の関係者らが登壇し「優生思想は現代にも残っている」と批判した。

 県が71年にまとめた資料によると、同運動は障害児らを「不幸な子ども」と定義。脳性まひの当事者団体「大阪青い芝の会」から抗議を受け、74年に名称が「よい子を生みすこやかに育てる運動」に変わった。

 集会で、同会の一員として抗議活動に加わった古井正代さん(65)=大阪市西成区=は「人の幸せや不幸は他人が決めることじゃない。その思いが抗議につながった」。同運動を研究した大阪教育大非常勤講師の松永真純さん(43)は当時について「『障害者は不幸』とする社会状況がある中で、当事者が『それは違う』と声を上げた」と話した。

 優生保護法被害兵庫弁護団の藤原精吾弁護士は「私たちの心にある優生思想を変えていくことが目標」と述べた。(田中宏樹)

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