活動期、南海トラフ兆しか 大阪北部地震

2018/06/19 06:15

 大阪府北部地震は「有馬-高槻断層帯」の東端付近で起きた内陸の直下型地震だ。1995年の阪神・淡路大震災以降、西日本は地震の活動期に入ったとも言われており、専門家からは「南海トラフ巨大地震の兆し」との声も上がる。(金 旻革) 関連ニュース 【地震関連】南海トラフとの関連「影響考えづらい」 気象庁会見 大阪北部地震 緊急地震速報、なぜ間に合わず?

 南海トラフ巨大地震は、静岡県の駿河湾から九州沖にかけての太平洋にある海溝が動いて起きる。これまでも南海地震や東南海地震が100~150年周期で起き、発生する数十年前から直下型地震が増えると指摘されている。
 西日本に大きな影響を与える南海地震は直近で1946年に発生。半世紀後の阪神・淡路以降、直下型地震が相次いでおり、神戸大の吉岡祥一教授(地震学)は「メカニズムは不明だが、阪神・淡路で活動期に入ったとの指摘もある。今回の地震も南海トラフの兆しの可能性はある」とした。
 気象庁は、有馬-高槻断層帯が「活断層として動いたかは現時点で分からない」とするが、吉岡教授は「一般的には有馬-高槻断層帯と関連があるだろう」としつつ、大阪、京都、奈良の県境を通る「生駒断層帯」の影響も指摘。「地下で(震源と)つながっている可能性は否定できない」とする。
 阪神・淡路を起こした「六甲・淡路島断層帯」との関連を疑う指摘もある。神戸から新潟にかけての帯状の地域は、地震が起こりやすい「ひずみ集中帯」とされる。京都大防災研究所・地震予知研究センターの渋谷拓郎教授(地震学)は「いつ揺れが起きてもおかしくない地域」と指摘する。
 前震と本震があった熊本地震のように、大地震前に活断層周辺で地震活動が活発化したり、別の活断層の活動を誘発したりすることもある。吉岡教授は「今回も周辺の断層帯による地震活動を誘発する恐れがある」と注意を呼び掛けている。

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