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土砂で埋まった山陽電鉄の線路=6日午後5時52分、神戸市垂水区塩屋町1(撮影・中西大二)
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土砂で埋まった山陽電鉄の線路=6日午後5時52分、神戸市垂水区塩屋町1(撮影・中西大二)

 活発化した梅雨前線の影響で東日本から西日本の広い範囲で記録的な大雨となり、6日午後には各地で土砂災害などが起きた。新たに大阪府の川で女性の遺体が発見されたほか、京都市や広島県東広島市で2人が心肺停止の状態で見つかった。奈良、岡山、広島、福岡各県では11人の安否が分からなくなった。けが人や住宅の被害も多数に上り、避難指示や避難勧告も相次いだ。

 広島県では他に複数が生き埋めになったとの情報があり、警察や消防が確認を急いだ。今回の大雨で亡くなったのは5日以降で3人、安否不明者情報は14人になった。

 気象庁は6日午後、京都、兵庫、鳥取、岡山、広島、福岡、佐賀、長崎の8府県に大雨の特別警報を出し、土砂災害の発生に最大級の警戒を呼び掛けた。8府県で特別警報が同時に出るのは2013年8月の運用開始以来最多。

 気象庁によると、南から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化。大気の状態が非常に不安定になっている。

 兵庫県に大雨特別警報が出たのは初めて。対象は豊岡、養父、朝来、宍粟、姫路、たつの、丹波、西脇、篠山市と香美、佐用、多可、市川、神河、上郡町の計15市町。

 神戸新聞の取材で、土砂崩れは神戸市と阪神間などで少なくとも55件発生した。神戸市では山陽電鉄の線路上に土砂が流入し、一部区間が運行不能になった。避難勧告は約20万人に拡大。養父市は市内全域に避難指示を出した。鉄道各社では運転見合わせが終日続き、JR西日本は7日も一部路線を始発から運休する。

 神戸市の山陽電鉄須磨浦公園-山陽塩屋間で6日午後2時半ごろ、沿線の斜面から土砂が崩落。山陽姫路発阪神梅田行き直通特急が立ち往生し、乗客約80人が線路に降りて避難した。この影響で山陽須磨-霞ケ丘間で運転を見合わせた。

 川西市では北部の国崎で高さ約100メートル、幅約30メートルにわたって土砂が崩れた。芦屋市や猪名川町でも土砂が流出するなどして道路が一部通行止めになった。

 県などによると、神戸と三田、養父の3市は土砂崩れなどで避難指示を発令。養父市の避難指示は市内全域の9477世帯2万3948人に及んだ。避難所は18市町が設置し、少なくとも計250人が避難した。

 鉄道はJRや阪急、神戸電鉄などで運休が続出。7日はJRの一部路線と神鉄全線で始発から運休を予定する。高速道路や一般道でも通行規制が相次いだ。

 神戸地方気象台によると、7日午後6時までの24時間降水量は北部で最大180ミリ、南部で同200ミリを見込んでいる。

【特別警報】警報の発表基準をはるかに上回る大雨や大津波などが想定され、重大な災害が起こる恐れが著しく高まっている場合に気象庁が発表する。大雨の場合、(1)台風や集中豪雨で数十年に1度の規模の降水量になる(2)数十年に1度の強さの台風や温帯低気圧の影響で大雨になる-などと予想された時に発表する。2013年8月30日に運用が始まった。

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