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喜楽館のオープンを祝って桂米団治・上方落語協会副会長の音頭で「大阪じめ」をする関係者=11日午後、神戸市兵庫区新開地2(撮影・斎藤雅志)
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喜楽館のオープンを祝って桂米団治・上方落語協会副会長の音頭で「大阪じめ」をする関係者=11日午後、神戸市兵庫区新開地2(撮影・斎藤雅志)
神戸新開地・喜楽館へお越しやす-。初日昼席が開き、人気落語家が口上に臨んだ。左から桂小春団治さん、笑福亭仁智さん、桂文枝さん、桂文福さん、桂米団治さん=神戸市兵庫区新開地2(撮影・斎藤雅志)
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神戸新開地・喜楽館へお越しやす-。初日昼席が開き、人気落語家が口上に臨んだ。左から桂小春団治さん、笑福亭仁智さん、桂文枝さん、桂文福さん、桂米団治さん=神戸市兵庫区新開地2(撮影・斎藤雅志)
こけら落としで口上を述べる桂文枝名誉館長(中央)ら(撮影・斎藤雅志)
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こけら落としで口上を述べる桂文枝名誉館長(中央)ら(撮影・斎藤雅志)
夜席で漫談を披露する浜田祐太郎さん(撮影・中西大二)
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夜席で漫談を披露する浜田祐太郎さん(撮影・中西大二)

 上方落語を毎日上演する定席となる演芸場「神戸新開地・喜楽館」(神戸市兵庫区新開地2)が11日、開場した。大正・昭和期には「東の浅草」と並び称された大衆娯楽の街、新開地で、実に42年ぶりの演芸場の復活。口上では上方落語協会前会長として建設を発案し、名誉館長に就任した桂文枝さん(74)が「今後の落語家人生の全てを喜楽館にささげたい」と語り、どよめきと拍手で湧いた。

 上方では大阪・天満天神繁昌(はんじょう)亭に続く第2の定席となる。NPO法人「新開地まちづくりNPO」が運営し、昼席は上方落語協会の落語家が出演し、夜は貸し館。繁昌亭とほぼ同じ212席で、国が約1億6千万円、兵庫県と神戸市が約5千万円ずつ支援した。

 昼席に先立ち、地元商店街では記念のパレードや式典が開かれた。同協会の笑福亭仁智会長(65)は「いろんな願いがこもった劇場。上方を背負う噺(はなし)家が育つようご支援を」。同館館長の高四代・同法人理事長(70)も「商店街の重いシャッターが軽くなるよう遊びに来て」と呼び掛けた。

 そして定席が開演。待ちわびた寄席の出囃子(でばやし)が鳴り響いた。舞台には真新しいヒノキの香りが漂い、正面には文枝さんが筆書きした「喜」の字の額が掲げられた。トリを飾った文枝さんは「誰がこの下手な字書いたんや、と言われましたが私です。一応右肩上がりです」と笑わせると、マイクを手に歌いまくる三枝時代の創作落語「涙をこらえてカラオケを」を披露。会場は爆笑で包まれた。

 夫婦で訪れた神戸市垂水区の男性(64)は「今まで繁昌亭に通っていたが、近くにできたのでこれからはこちらに何度でも来られます。今月だけでも3回分チケットを買いました」と喜んだ。(松本寿美子)

■R1優勝後、故郷で初公演 浜田祐太郎さん

 夜席にはひとり芸日本一を競う「R-1ぐらんぷり2018」王者で、視覚障害のある漫談家浜田祐太郎さん(28)=神戸市須磨区生まれ=が登場。持ち味のはつらつとした語りで優勝後初の故郷の舞台を飾った。

 「第1回桂文枝・笑・SHOW」に出演。浜田さんは生まれつき左目が見えず、右目も光を感じられる程度。舞台に現れると「吉本に入り、目どころか将来も見えなくなりました」。さらに現在の生活に「街で声を掛けられるようになり、おっちゃんが『梅田も一人で歩けるねんなあ。それだけ』って去ってった。びっくりしたこと報告しただけかい」と笑わせた。

 客席では母校、兵庫県立視覚特別支援学校(同市垂水区)に通い、浜田さんと同じ担任に教わる弱視の谷口幸代さん(53)が長女の美紀さん(26)と観賞。開演前には美紀さんが暮らす淡路島の特産品を直接プレゼントし「いつもネタに共感してます。きょうは新ネタも聞けた。娘が『おかえり!』って叫びました。また来てほしい」と笑った。(松本寿美子)

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