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車いすに乗ったまま階段を移動できる避難用スロープ=伊丹市昆陽池1
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車いすに乗ったまま階段を移動できる避難用スロープ=伊丹市昆陽池1

 18日に発生から1カ月となる大阪府北部地震は、朝の通勤ラッシュ時間を直撃し、民間企業や官公庁で想定外の始業困難が相次いだ。一方、日ごろの備えが役に立った事業所もある。伊丹市の特別養護老人ホームは、車いすの利用者を階段で避難させられるスロープを導入していたおかげで、通常通り利用者の受け入れが継続できた。施設側は「備えの大切さを改めて実感した」とかみしめる。

 6月18日午前8時前に起きた地震で、伊丹市では震度5弱を観測。同市昆陽池1の特養「桃寿園」では、強い揺れでエレベーター2基が停止した。

 当日のデイサービス利用者は約20人。利用者の自宅へ迎えに行ったところに地震が起きた。2階が利用スペースだが、ほとんどが80代以上で、車いすも多い。森理恵施設長(49)は「受け入れを悩んだ」が、職員らが木製スロープを階段に備え付ける様子を見て受け入れを決め、車いすの約10人を職員で運んだ。

 スロープは2年前に導入。階段にレールのように2本並べ、車いすが通れるようにする。東日本大震災などの被災地で支援活動に取り組む西宮市の市民グループ「夢創造の会」が考案した。同会の川端俊次代表(68)が介護のために自宅などで使っていた板スロープを応用。同園は職員の負担軽減のために取り入れ、今回の地震が初めての運用となった。

 森施設長は「スロープがなければ受け入れられなかった」と振り返る。川端代表は「低コストも魅力。もっと広めたい」と話している。(金 旻革)

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