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分析対象候補の一つ「緑松石象嵌鋸歯縁鏡」
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分析対象候補の一つ「緑松石象嵌鋸歯縁鏡」
協定を結んだ兵庫県立考古博物館の和田晴吾館長(左)と日鉄住金テクノロジーの末広正芳・常務取締役=神戸市中央区、県庁
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協定を結んだ兵庫県立考古博物館の和田晴吾館長(左)と日鉄住金テクノロジーの末広正芳・常務取締役=神戸市中央区、県庁

 兵庫県立考古博物館(播磨町)が所蔵する中国古代鏡「千石コレクション」(紀元前17~後10世紀ごろ製作、316点)について、同館と「日鉄住金テクノロジー」(東京)が科学的な成分分析を本年度から始める。3千年近い時代別の成分データをまとめて鏡の基準尺度(時期のものさし)を作る取り組みで、世界的にも例がないという。

 古代鏡は、加西市在住の千石唯司氏が2014年度、県に寄贈・寄託した。現存最古級の銅鏡「緑松石象嵌鋸歯縁鏡」や前4世紀ごろの透彫鏡などがあり、中国の古代鏡コレクションとしては量・質ともに世界最高水準。17年4月には同市に同館加西分館「古代鏡展示館」を開館し、展示している。

 分析は鉛の性質の違いにより原料産地を推定したり、プラズマを当てて合金の比率を調べたりする。中国から卑弥呼が下賜されたとの見方がある三角縁神獣鏡や国内出土の中国系鏡の研究にも貢献できるという。この分析は資料の一部を削り取る必要があるためなかなか行われなかったが、今回は寄贈者の理解を得て30点を対象にする。

 3日に同館の和田晴吾館長と同社の末広正芳・常務取締役らが、研究の協定書に調印した。(金井恒幸)

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