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住宅街の公道を走る自動運転の乗用車=2017年11月、神戸市北区筑紫が丘1(撮影・風斗雅博)
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住宅街の公道を走る自動運転の乗用車=2017年11月、神戸市北区筑紫が丘1(撮影・風斗雅博)

 昨年11~12月、神戸市北区の筑紫が丘地区で実施された自動運転車の移送サービス実験で、利用者が延べ800人を超えたことが、神戸市などのまとめで分かった。送迎型の運行では、自治会館や商業施設を発着点にする例が多く、「外出する機会が増えた」と一定の評価があった。市などは課題点をまとめ、2020年までの実用化を目指す。

 実証実験は神戸市と筑紫が丘自治会、日本総合研究所、NTTドコモ、群馬大、みなと観光バスなどが共同で取り組んだ。住宅街の公道での長期の実験は全国初という。

 最大定員6人の乗用車2台で、最高速度は20キロ、車載センサーや衛星利用測位システム(GPS)を活用して走行。手動運転に切り替えられるよう運転手が常に乗る。固定コースを回る定ルート走行(11月7~28日)と、予約の場所に送迎する呼出走行(12月4~24日)を無料運行した。

 利用登録者は317人。70代が最も多い142人で、60代80人、80代48人だった。呼出走行期間は登録者数と1日の利用者数も増加。商業施設で特売があった12月20日が最も利用回数が多く、延べ60人が乗った。

 実験後のアンケートで、登録者のうち87人から回答があり、約半数が「満足」「移動が便利」と回答。「行ったことがない自治会館に行き、触れ合いを楽しめた」や「地域の防犯面でも役立つ」などの感想があった。一方で、交通事故や責任の所在の不明確さなど不安の声も寄せられた。

 市などは、さらにコンパクトな車両が必要▽GPSなどの通信が不安定な場所があった▽技術的には可能だが、交通事業者の観点からは見通しの悪い交差点や路上駐車の回避には手動運転が必須-などの課題をまとめた。

 市交通政策課は「自動運転車の実用化は、筑紫が丘地区と似た地域の課題解決にもつながる。早期実現に向けて住民や交通事業者と協力したい」としている。(村上晃宏)

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