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7月に初めて開催されたセミナーの様子=大阪市内(喜田さん提供)
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7月に初めて開催されたセミナーの様子=大阪市内(喜田さん提供)
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レジリエンスをテーマに若手社員の研修に取り組む喜田菜穂子さん=加古川市内
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レジリエンスをテーマに若手社員の研修に取り組む喜田菜穂子さん=加古川市内

 上司や先輩の指導・叱責(しっせき)に応えられる若手社員を育成する「レジリエンス社員育成セミナー」を神戸市須磨区のNPO法人マザーズサポーター協会が始めた。叱られて落ち込むのではなく、前向きな気持ちにつなげるしなやかさや、打たれ強い心を培うのが狙い。(中部 剛)

 同協会はパワーハラスメントの防止を訴え、2013年に管理者向けの「叱り方検定」を設け、企業や団体で講座を開いてきた。各地で開催する中で「若手社員がすぐに自信をなくしてしまう」「困難に立ち向かう力が弱い」といった声を聞き、今度は「叱られる側」のセミナーを考案した。レジリエンスとは復元力、回復力、弾力といった意味で、「レジリエンス力のある社員を育む」という。

 同協会には中小企業診断士や社会保険労務士、コンサルタントらがおり、スキルが認められたメンバーが講師を務める。叱る上司の真意を聴く力や、叱られた時の正しい対応、感情コントロールなどについてアドバイスする。

 厚生労働省によると、新規学卒就職者が3年目までに離職する割合は大卒で約3割、高卒で約4割。同協会では、離職予防も視野に若手社員から係長クラスをセミナーの対象にする。

 セミナーでは例えば、「感情コントロール」をテーマに次のようなトレーニングに取り組む。

 自分自身が病気やけがをしてしまうとする。「なんてついてないんだ」と絶望的になってしまうのが普通だが、セミナーの参加者には負の出来事を未来に有効な出来事として捉えてもらうよう助言。「疾病で良い休憩時間をもらった」や「自分の心を鍛えたり学ぶ時間だ」と受け止めることで苦難を乗り越える意欲に変えるという。

 また、上司らから叱られた時の受け止めとして次のような考え方を提案する。

 ・自分の成長を支援してくれた。

 ・同じ過ちを起こさないように、次からどうしたらよいのか対策を考える。

 ・自分の仕事の意義、自分がやりたかったことを思い出し、気持ちを未来に向ける。

 同協会理事長の喜田菜穂子さん(61)=神戸市須磨区=は「ミスや失敗は誰にでもある。叱られた時に落ち込むのではなく、前を向き、乗り越える力を培ってほしい」と話している。

 同協会は企業・団体向けのセミナーや講演を受け付けている。

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