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風見鶏の館=神戸市中央区北野町3
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風見鶏の館=神戸市中央区北野町3
県内最大のため池「加古大池」=稲美町
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県内最大のため池「加古大池」=稲美町
いぶし銀の輝きを放つ鬼瓦=南あわじ市津井、「タツミ」(撮影・後藤亮平)
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いぶし銀の輝きを放つ鬼瓦=南あわじ市津井、「タツミ」(撮影・後藤亮平)
畑で天日干しされて、茶色に染まる黒豆=篠山市川北
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畑で天日干しされて、茶色に染まる黒豆=篠山市川北
温泉街に潤いをもたらす柳=豊岡市城崎町湯島
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温泉街に潤いをもたらす柳=豊岡市城崎町湯島

 兵庫県は「ヒョーゴスラビア連邦」? 先月、摂津や播磨、丹波など個性豊かな旧五国が一緒になった兵庫の多様性を、多民族国家の旧ユーゴスラビアになぞらえたツイッターの投稿が反響を呼んだ。県より旧国や神戸など地域への愛着を記した書き込みが目立ち、「言い得て妙」と感心する声も。「うちの県も」と全国的に関心を呼び、投稿の転載は数日で1万件を超えた。(段 貴則)

 〈兵庫県は七つの県境、六つの方言、五つの国、四つの新幹線駅、三つの空港、二つの海を持つ、一つの県〉〈ヒョーゴスラビア連邦と形容されるほど地域性多様〉

 神戸市出身で東京在住の男性が7月中旬、県政150周年記念ロゴの画像とともに、こんな投稿をした。きっかけは、ツイッターで読んだ〈静岡県共通の文化なんてない〉との投稿。静岡(旧駿河西部、同東部、遠江、伊豆)を四つの地域(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)からなる英国に例えてあったが、「兵庫の方が地域色が強い」と感じたからだ。

 「ヒョーゴスラビア」は数年前にもネット上で話題になった。バルカン半島にあった旧ユーゴは「七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」だった。兵庫(ヒョーゴ)との語呂の良さもあり、造語が生まれたようだ。

 ちなみに、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で準優勝したクロアチアを含め、旧ユーゴの構成国は今では六つ全てが独立国家となっている。

 男性のこの投稿に対し、「いいね」の数は1万5千を突破した。兵庫県ゆかりの人からは「出身を聞かれても、兵庫県民とは名乗らない」など、地域色の強さゆえに希薄な県民意識を指摘する投稿が目立った。「ヒョーゴスラビア」という異名には「ユニーク」「兵庫は奥深い」「多様性県・兵庫って感じで面白そう」といった好意的な声も寄せられた。

 また、兵庫と“境遇”が似た県の住民らから「うちの県も」と投稿が続いた。10以上の藩がまとまって誕生した長野県は、県名が県北部の地名のため、南部の人が「かなり違和感がある」「モヤッとする。長野は長野市のこと」などと不満を書き込んだ。

 全国では他にも、青森県の津軽地域と南部地域のように、互いのお国自慢やライバル意識が、テレビのバラエティ番組などでたびたび取り上げられる県もある。

 兵庫県の郷土史に詳しい園田学園女子大の田辺眞人名誉教授は「異なる言葉や生活様式を育んできた旧66カ国が、47都道府県になった。旧国が二つ以上ある県は、それだけ県内が“国際的”ということで、統一の県民性がないのは当然。県政150年を機に、個性の違う旧国がうまく融合して一つの県という意識が生まれれば」と話している。

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