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山陽電鉄初の女性車掌として運行の安全を確認する山本千晶さん=明石市、同電鉄東二見駅
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山陽電鉄初の女性車掌として運行の安全を確認する山本千晶さん=明石市、同電鉄東二見駅
笑顔で駅業務に励む神戸電鉄の佐藤梨沙子さん。女性ならではの丁寧なサービスを心掛けているという=神戸市北区、同電鉄鈴蘭台駅
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笑顔で駅業務に励む神戸電鉄の佐藤梨沙子さん。女性ならではの丁寧なサービスを心掛けているという=神戸市北区、同電鉄鈴蘭台駅

 “男の職場”というイメージが強い鉄道の現場で、活躍する女性が増えてきている。先行するJR西日本や私鉄大手に続き、兵庫県に本社を置く山陽電気鉄道(神戸市長田区)と神戸電鉄(同市兵庫区)も昨年初めて、運転士や車掌などの現業職に新卒女性を採用。山電では今夏、同社初の女性車掌も誕生した。少子化の影響で鉄道業界でも人材の確保が課題となる中、女性が働きやすい環境整備が急ピッチで進んでいる。(三島大一郎)

 「必要な技術を身に付けて、いずれは運転士を目指したい」。山電の山本千晶さん(19)は入社2年目。駅係員としての勤務、車掌見習いを経て、7月中旬から一人前の車掌として単独乗車をこなしている。

 同社は2016年の女性活躍推進法施行を受け、昨年初めて女性3人を現業職の「鉄道プロフェッショナル職」で採用。男性乗務員だけが利用していた詰め所に、女性専用の寝室やシャワールーム、ドレッサーなどを整備した。

 同職では今春も3人の女性を採用した。山本さんは「女性が増えるのはうれしい。働きにくさを感じたことはなく、後輩の手本となれるよう頑張りたい」と目を輝かせる。

 同社は今後も積極的に女性を採用する方針。担当者は「人口減少が進む中、女性の活躍は欠かせない。現業職の女性らの意見を聞きながら、より働きやすい環境を整えたい」とする。

 神鉄は昨年と今年、「鉄道現業職」として女性を2人ずつ採用した。女性用更衣室などの整備を進め、ハラスメント問題に関する相談員体制も強化した。

 「女性の駅員だと話をしやすい」と駅利用客の反応も上々という。入社2年目の駅係員佐藤梨沙子さん(19)は利用客から声を掛けられることが多いといい、「女性ならではの丁寧なサービスを心掛けたい」と意気込む。

 同社の担当者は「今後、結婚や出産などを通じて、いろいろな悩みが出てくると思う。働き続けられるようにしっかりサポートしていきたい」とする。

 私鉄72社が加盟する日本民営鉄道協会の調査(大手16社が回答)によると、17年4月時点の女性社員の割合は平均7・4%で増加傾向にある。ただ現業部門に限ると、まだ平均3・9%にとどまっている。

 一方、JR西日本は改正男女雇用機会均等法施行などを受け、他社に先駆けて1999年度から現業の鉄道職で女性採用を開始。女性の登用も積極的に進め、今年4月時点で女性車掌は約700人(全体約3200人)、運転士は約400人(同約4500人)に上っている。

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