総合総合sougou

  • 印刷
ショーケースに並んだ色とりどりのジェラート。アレルギーの原因となる「特定原材料」を一切使っていない=神戸市中央区八幡通4、「リッチョドーロ」
拡大
ショーケースに並んだ色とりどりのジェラート。アレルギーの原因となる「特定原材料」を一切使っていない=神戸市中央区八幡通4、「リッチョドーロ」

 友人らと気軽にランチやスイーツも楽しめない-。食物アレルギーのある人にとって、アレルギー物質の表示がない外食は、食べられるものが限定されてしまう。だが近年、アレルギーの原因となる「特定原材料」を使わないメニューを提供する店舗が、兵庫を含め各地で増えている。そうした店をインターネットで探せるサイトも登場、安心して行ける店の選択肢が広がりつつある。(太中麻美)

 食品のアレルギー表示は現在、2015年施行の食品表示法に基づき特定原材料(7品目)の表示が義務付けられているが、対象は容器包装された加工食品に限られる。外食や「中食」と呼ばれる総菜、スイーツなどは対象外だ。

 昨年3月にオープンした神戸・三宮のジェラート店「リッチョドーロ」は全メニューで、卵や乳などの特定原材料7品目に加え、バナナやオレンジなど特定原材料に準ずる20品目も使わない。ジェラートに必須とも思える牛乳は、ココナツミルクなどで代用。メニューは季節の果物など10種前後をそろえ、濃厚な風味のバニラ味がイチオシだ。

 ランチメニューもあり、パスタは小麦ではなく、とうもろこし粉を使う。「アレルギーがある人もない人も一緒に楽しんでもらえたら」と店長の小田景子さん(35)。県外からもリピーターが訪れるという。

 3年前に開業した神戸・元町のスイーツ店「かなうた」は特定原材料の卵、乳製品、小麦粉に加え、白砂糖を使わない。動物性食品を取らないビーガン(完全菜食主義者)にも対応し、店頭に英語表記も掲げている。オーナーの打浪晋也さん(41)は「アレルギー対応専門店ではないが、症状がある子どもに食べさせたいという親御さんが多く来店する」と話す。

 お店探しを支援するサービスもある。NPO法人「Check(チェック)」(東京)は昨年、外食情報提供サイト「レアめし」を開設した。アレルギー対応の有無に加え、刻み食やミキサー食といった介護食への対応、赤ちゃんの離乳食やミルク作りに使うお湯の提供、ベジタリアン対応などの情報も網羅する。

 情報は閲覧者やボランティアから集め、店に確認した上で掲載する。現在の掲載数は約4800件で、1~2万件を目標に掲げる。

 同法人は元々、車いす利用者らに向け、多機能トイレの場所などを紹介するサイトを運営。アレルギーのある子が修学旅行前、飲食店や旅館に自ら対応を問い合わせるなど苦心していると聞いたことが「レアめし」開設のきっかけだった。金子健二代表(38)は「店側も問い合わせに答える手間が省け、閲覧者と双方にメリットがある」とする。

総合の最新
もっと見る

天気(10月18日)

  • 23℃
  • ---℃
  • 10%

  • 23℃
  • ---℃
  • 50%

  • 24℃
  • ---℃
  • 10%

  • 24℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ