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台風20号による高潮、高波で桟橋の床部分が流された須磨海づり公園(神戸市提供)
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台風20号による高潮、高波で桟橋の床部分が流された須磨海づり公園(神戸市提供)
地面のコンクリート部材が波で剥ぎ取られた平磯海づり公園(神戸市提供)
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地面のコンクリート部材が波で剥ぎ取られた平磯海づり公園(神戸市提供)

 8月下旬に兵庫県を縦断した台風20号の高波や高潮被害で休園に追い込まれた神戸と尼崎の市立の海づり公園3施設で、復旧の見通しが立っていない。特に須磨海づり公園の被害が深刻で、本年度内の営業再開も難しい状況。さらに、猛烈な台風21号が西日本に迫ってきており、関係者は「秋に向けて家族連れが増える時期だったのに…。これ以上、被害が広がらないでほしい」と祈るように話している。(若林幹夫)

 神戸地方気象台によると、台風20号が姫路市付近に再上陸した直後の24日午前0時、神戸港(同市中央区)で高さ173センチの潮位を記録。高潮警報基準(1・6メートル)を超え、明け方まで海面が高い状態が続いた。猛烈な風も吹き、神戸空港などで観測史上最大の瞬間風速を記録した。

 神戸市内で岸壁に船が乗り上げたり、灯台の一部が波に破壊されたりする中、須磨区一ノ谷町の海岸から沖合に400メートル延びる須磨海づり公園では「釣台」と呼ばれる桟橋の床に敷かれていた金属製網が複数箇所で流失。釣り客が沖まで歩いて渡れなくなった。垂水区平磯の沿岸東西約1400メートルに広がる平磯海づり公園は、消波用のコンクリート部材約40カ所が波の力で剥ぎ取られた。

 須磨海づり公園はオープンから40年以上が経過。桟橋の老朽化が進んでいたため、改修の必要性を検討しようと劣化程度の調査を進めていたさなかだった。同市農水産課の担当者は「当初の見立てより被害が大きそう。修理で済むのか大規模な改修が必要になるのかまだ分からない」と話す。

 両施設とも手軽に海釣りに親しめることから根強い人気を誇り、それぞれ年間6~8万人が訪れる。これからのシーズンは初心者でも楽しめる「サビキ釣り」でアジやイワシが狙えるはずだったため、長引く休園を残念がっている釣りファンは少なくないという。

 尼崎市の武庫川河口にある市立魚つり公園も須磨同様、桟橋の床に敷かれた金属製の網が十数カ所でめくれるなどした。当初は9月中の再開も視野に修復作業を急ぐ予定だったが、台風21号の接近予報で対応の再検討を迫られている。同市の担当者は「どれだけ被害が広がるか分からず、再開が後ろにずれ込むかもしれない。春は悪かった釣果が8月になって戻ってきていたので、われわれも残念です」と肩を落としている。

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