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塩作りに挑む参加者=赤穂市御崎、同市立海洋科学館・塩の国(撮影・藤家 武)
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塩作りに挑む参加者=赤穂市御崎、同市立海洋科学館・塩の国(撮影・藤家 武)

 兵庫県赤穂市立海洋科学館・塩の国(同市御崎)では、昭和40年代まで主流だった「流下式(りゅうかしき)塩田」で作ったかん水(塩分濃度を高めた海水)を使い、塩作りを体験できる。この塩、本紙赤穂支局経験者が「一味違う」と口をそろえるほど評判がいい。そんな声に応え、同市は製塩業者と商品化に向けて知恵を絞っている。

 7月中旬に開かれた体験会には、家族連れら25人が参加していた。スタッフに教わりながら、250ミリリットルのかん水を煮立てて混ぜる。混ぜ続けるうちに白い泡が鍋を覆い、約30分で塩が出来上がる。

 神戸市立井吹東小学校5年の女子児童(10)は「しょっぱかったけど、普段の塩と違う。海って感じがする」とにっこり。父親(45)も「こうやって塩を作るんだなあ。塩むすびにして食べたいね」と話した。

 流下式塩田は戦後に登場した製塩法だ。緩い傾斜をつけた流下盤に海水を流し、太陽の熱で水分を蒸発させる。さらに竹の枝を組んだ枝条架(しじょうか)の上から流し、風の力で蒸発させ、かん水を作り上げる。工場で海水と塩分を分離する「イオン交換膜法」が登場するまで、広く使われていた。

 赤穂市は、体験者から「まろやかな味」との声が多く寄せられることから、商品化を目指す。流下式塩田で作ったかん水を提供し、製塩業者に商品化してもらう計画で、検討を進めている。「塩の国」の味が、身近に手に取れる日も近いかもしれない。(上田勇紀)

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