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長雨の影響で休校になり、誰もいない教室で授業の準備をする男性教員=10日午後、神戸市内
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長雨の影響で休校になり、誰もいない教室で授業の準備をする男性教員=10日午後、神戸市内

 西日本に秋雨前線が停滞した影響で、兵庫県内は10日朝、相生市と上郡町を除く県内39市町に大雨、洪水警報の発令が続き、県内の公立小中学校、高校の約9割が臨時休校になった。11日で上陸1週間となる台風21号に続き、ほとんどの公立学校が2学期で二度目の臨時休校に。学校現場からは「授業時間が確保できない」「週末の体育祭の練習が間に合わない」の声が上がるなど対応に追われている。

 県教育委員会によると、10日は県内全公立学校1305校のうち、神戸や姫路市の全小中学校など1147校が休校になった。尼崎市では午前9時までに警報が解除され、多くの学校が2限目から通常授業になった。台風21号の影響で今月4日、全ての県内公立学校が休校したばかり。

 夏休みを短縮して授業時間を確保する市町教委もある中、2学期は体育祭や音楽会など学校行事がめじろ押しで、各校は授業の調整に苦慮している。

 台風21号で2日間停電した伊丹市立笹原中学校は2学期に入り3日目の休校。教頭は「夏休みに3日間の授業日を設けたが、“貯金”を使い果たした」と頭を抱える。授業が17コマ遅れたといい、臨時の7限目を設ける方針。同市では給食センターが停電した影響で午前中授業が続いた小学校もあり、市教委は「時間割の変更ばかりで異例の事態」と途方に暮れる。西宮市の中学校教頭も「西日本豪雨もあり、休校が続いた。今後インフルエンザによる学級閉鎖もあるだろうし、授業時間の捻出が厳しくなる」と漏らす。

 15日に体育祭を控える高砂市立宝殿中学校の校長は「もう雨は勘弁して」と話す。例年、9月第3週の土曜に体育祭があるが、今年は月初めが土日だった上に休校が重なり、6日間しか練習日がない。神戸市立中学校でも同日に体育祭を予定する中学校が多く、他の教科の授業を振り替えて練習時間の確保に躍起だ。東灘区の中学校長は「雨は午前中に上がり、運動場も乾いたのに警報が解除されない」と恨み節。昨年、組み体操の練習中に児童の負傷事案が相次いだため、同市教委は練習時間が確保できない場合、難易度を下げるよう要請している。

 小学生2人を含む3人の子育てをする会社員女性(35)=神戸市須磨区=は、「1週間で2度も会社を休んだ。午後からでも学校を再開するなど柔軟に対応してほしかった」と嘆いた。(井上 駿、広畑千春)

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