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来年3月末で営業を終了する湊川の市場「ミナイチ」=神戸市兵庫区荒田町1
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来年3月末で営業を終了する湊川の市場「ミナイチ」=神戸市兵庫区荒田町1

 100年前に神戸市が初めて開設した「湊川公設市場」を前身とする市場の一つ「ミナイチ」(神戸市兵庫区荒田町1)が、来年3月末で営業を終了する。運営する湊川協同組合と市が共同所有する入居ビルが老朽化していることや、組合員の高齢化などから、同組合が解散を決めた。ビルは来年夏をめどに解体される見通しで、民間の建物として再整備されるという。

 ミナイチは、湊川公園周辺の二つの商店街と三つの市場で構成する「神戸新鮮市場」(他にマルシン、東山商店街、ハートフルみなとがわ、湊川商店街)の一角を占める。

 湊川公設市場は1918(大正7)年に市が開設。70年、その流れをくむ湊川市場が市営住宅と商業施設を兼ねた現在のビル(地下1階、地上10階建て)に移り、同組合を設立し地下と地上1、2階で「ミナイチ」としてスタートした。

 冷房設備やエレベーター、エスカレーターを備え、当時は最先端の商業施設として注目を浴びたという。

 現在、同組合には27事業者が加盟し、青果店や精肉店、衣料品店など約40店舗が営業している。

 しかし、建築から半世紀が経過し、設備は老朽化が著しい。個人経営で後継者のいない店も多く、近年は空き区画も目立つ。また、組合員数の減少で1店舗当たりの付加金も次第に負担が大きくなっていた。市は同ビル内の市営住宅廃止を予定していることもあり、全組合員が解散に同意した。

 同組合は、ミナイチが入居する同ビルを再整備する方針で事業協力者をコンペ方式で募集しており、10月下旬には内定する見込み。商業・居住機能を持った「街の顔」となることを求めており、新ビルで営業継続の意向を示しているテナントもあるという。

 同組合の半田健司理事長(69)は「寂しいが物事にはタイミングがある。お客さんの安全に関わるので、仕方がない」と話す。神戸新鮮市場の中心に立地することから「地域の発展のために、しっかりした事業者に入ってほしい」と願う。(上杉順子)

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