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多くの旅客機が離着陸し、騒音問題がつきまとう大阪空港
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多くの旅客機が離着陸し、騒音問題がつきまとう大阪空港
関西空港の機能代替でダイヤ見直しも検討されているポートライナーの神戸空港駅=13日午後、神戸市中央区(撮影・辰巳直之)
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関西空港の機能代替でダイヤ見直しも検討されているポートライナーの神戸空港駅=13日午後、神戸市中央区(撮影・辰巳直之)

 台風21号で被災した関西空港の機能を代替する大阪(伊丹)、神戸の両空港で、国際線を含む増便の受け入れ準備が急ピッチで進んでいる。両空港で計70便が振り分けられ、うち神戸は運用時間を現行より2時間拡大。税関や出入国管理、検疫を担う水際機関の調整が本格化するが、関空の復旧が急速に進み、ターミナルビル全体と連絡橋の鉄道運転が21日にも再開される見通しとなる中、どれだけの航空会社が就航に名乗りを上げるかは未知数だ。

 ビル全体と鉄道再開の見通しについて、神戸市の担当者は「関西経済への影響が大きく、復旧をかなり急いだのではないか」と指摘。一方で「関西が一丸となって頑張っている中なので、市としても粛々と要請に対応したい」と話した。

 神戸で国際線が就航すれば、チャーター便を除けば2006年の開港以来初めてとなる。税関や出入国管理、検疫などはターミナル東側1階に設ける方針。既に国際線と国内線の動線を分けるための仕切りや機器の電源を用意したという。過去の国際チャーター便で日本人団体客が中国、韓国を往来した時と同様の措置を取るとみられる。

 運用時間も朝夜で各1時間ずつ拡大し、アクセスとなる公共交通機関も対応に乗り出した。ポートライナーを運行する神戸新交通は始発、終電を含めたダイヤの見直しを検討する。

 シャトルバスを走らせる神姫バス(姫路市)も「旅客が増えるなら神戸市と協議したい」とする。マイカーの受け皿となる空港駐車場(1250台収容)は繁忙期以外は余裕がある上、敷地内の遊休スペースを活用する余地もあるという。

 国際線の大阪、神戸両空港への振り分けは、路線の需要などを加味して、航空会社がそれぞれ判断する。神戸空港の便数の7割を占めるスカイマークの佐山展生会長は13日、神戸新聞社の取材に、国際線の計画はないとした上で「3空港全体の航空輸送力の確保に役立ちたい」とし、要請があれば予備機を用いて増便に乗り出す意向を示した。

 一方、大阪空港周辺では騒音の問題がつきまとう。

 伊丹市は空港周辺の3カ所で常時騒音を計測。同市によると、低騒音飛行機の導入が進んだとみられ、盆の帰省客向けに臨時便として計約900便を増便する8月でも、騒音総量は平時とほぼ変わらないという。

 だが、現在騒音対策として1日の発着回数を上限370便とするが、関空からの振り分けで1日最大410便の発着も予想される。

 関西エアポートによると、17年度、大阪空港の旅客便の平均発着回数は1日あたり368・7回。2分17秒に1回は発着がある計算だ。運用時間は午前7時~午後9時に限られ、40便が上乗せされれば発着や遅延便の発生頻度が高まり、騒音総量は変わらなくても、航路直下の住民の体感が悪化する可能性はある。(長尾亮太、斉藤絵美、竜門和諒、石沢菜々子)

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