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マンションを覆うアーチ型の屋根の前に設けられた慰霊碑。遺族が花束を手に献花に訪れた=14日午後、尼崎市久々知3(撮影・大森 武)
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マンションを覆うアーチ型の屋根の前に設けられた慰霊碑。遺族が花束を手に献花に訪れた=14日午後、尼崎市久々知3(撮影・大森 武)
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 乗客ら107人が死亡した2005年の尼崎JR脱線事故で、JR西日本は、尼崎市久々知3の事故現場一帯について「祈りの杜 福知山線列車事故現場」(約7500平方メートル)としての整備を完了し、14日から遺族や負傷者への公開を始めた。20日まで。21日から一般公開される。

 JR西は事故後、列車が衝突した9階建てマンションや隣接地を買い取り、追悼の空間として整備する計画を遺族らに提示。12年からアンケートや説明会を通じて意見を求めた。「全部保存」「全撤去」と意見が割れたマンションは4階部分までを階段状に保存。風雨による劣化を防ぐためアーチ状の屋根や壁で覆った。

 「祈りの杜」は大半が樹木で囲われ、ほぼ中央に慰霊碑(高さ約4メートル)を設け、犠牲者の名碑、事故の概要を刻んだ碑文、JR西のおわびと安全の誓いを記した碑文が並ぶ。

 名碑を巡り遺族からさまざまな意見があり、JR西は昨年6月、「刻む」「刻まない」「内部の石板に刻み4月25日のみ公開」「石板に刻むが非公開」の四つの意向に取りまとめた。名碑には68人の犠牲者の名が刻まれているが、JR西は人数を公表していない。

 展示施設には、遺族らが故人に宛てた手紙や作品などを紹介する「追悼の空間」、事故前後の様子を伝える写真やパネルの並ぶ「事故を伝える空間」がある。

 JR西によると、この日は遺族と負傷者計34組64人が参加。担当社員の案内で施設を巡り、慰霊碑の前で手を合わせて亡き人を悼み、花を手向けるなどした。

 また、来島達夫社長も訪れて慰霊碑に献花。「命の大切さを社会や後世に伝えていく施設。事故を心に刻み続け、安全最優先の風土構築のため不断の努力をする」と誓った。

 20日までに遺族99組244人、負傷者82組192人が訪れる予定。一般公開は午前8時~午後8時。(竹本拓也)

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