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「安全保障と天文学」をテーマに議論が交わされた集会=姫路市書写、兵庫県立大姫路工学キャンパス
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「安全保障と天文学」をテーマに議論が交わされた集会=姫路市書写、兵庫県立大姫路工学キャンパス

 「安全保障と天文学」をテーマに科学者らが意見を交わす集会が19日、兵庫県姫路市の県立大学姫路工学キャンパスであった。天文学の研究に使われる高性能な望遠鏡などは軍事転用が可能との見方もあり、研究の在り方や求められる姿勢について若手やベテランが幅広い立場から論じた。(田中陽一)

 この日、同キャンパスで始まった日本天文学会秋季年会の一環。軍事研究を巡っては科学者らでつくる日本学術会議が昨年、戦後に出した拒否声明を継承する考えを示した。同学会も来春を目標に独自の声明をまとめる方向という。

 会場での討議は熱を帯び、軍事研究に慎重な立場の専門家は、軍事応用可能な基礎研究に資金を助成する防衛省の公募制度を念頭に「政府による研究活動への介入を招く可能性があり、学問の自由が損なわれる」などと強調した。

 これに対し「軍事が戦争の惨禍を生み出す一方で、平和を生み出し維持するのも軍事だ」「安易に一つの結論を出すのはどうか」との意見もあった。

 同学会の柴田一成会長は「自由な意見が出て良かった。オープンな議論をする雰囲気が失われるのが最も怖い」と話した。

 学会の関連イベントとして、22日にはJR姫路駅前の「じばさんびる」で、西はりま天文台(兵庫県佐用町)の海部宣男名誉台長ら2人が講演する。午後1時半~4時。対象は中学生以上。先着180人。学会事務局TEL090・4387・6893

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