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先端医療振興財団の理事長(当時)に就任した本庶佑氏=2015年7月17日、神戸市中央区港島南町2
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先端医療振興財団の理事長(当時)に就任した本庶佑氏=2015年7月17日、神戸市中央区港島南町2

 「神戸医療産業都市推進機構」理事長を務める本庶佑氏(76)のノーベル医学生理学賞決定に、同都市で共同研究に取り組む企業や神戸市の関係者も、基礎研究の底上げや産学連携の進展を期待する。

 同都市は神戸市中央区のポートアイランドで製薬、医療機器のメーカーなど350社が集まる国内最大規模の医療産業クラスター(集積)。理化学研究所や市立医療センター中央市民病院は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の移植手術という画期的な成果を挙げている。

 1998年に始まった同都市構想懇談会のメンバーだった本庶氏は、同推進機構の前身となる先端医療振興財団の理事長を2015年から務め、基礎研究の大家として旗振り役を果たしてきた。本庶氏の前に理事長だった井村裕夫氏は「神戸の役割として臨床応用への橋渡しは重要だが、基礎の発展もなくして医学は進歩しない。企業にとって受賞は心強い」と喜ぶ。同都市を担当する今西正男・市理事は「国内外から優秀な研究者が集まるきっかけになれば」と期待を寄せた。

 医療用検査機器大手のシスメックス(同市中央区)は、本庶氏の研究から生まれた免疫チェックポイント阻害剤の効果予測を共に研究しており、家次恒会長兼社長(神戸商工会議所会頭)は「産学連携で先進医療の実現に取り組む」と使命感を新たにする。同都市でがんなどの創薬研究を本庶氏と進める製薬会社「Meiji Seika ファルマ」(東京)の黒沢亨・医薬研究開発副本部長も「受賞で研究競争は激しくなるが、企業との連携が強まれば、神戸から医療技術が革新する」と歓迎した。(佐藤健介、小川 晶)

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