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新作スピーカーの特長を語る山本雄一さん。前面の白い枠の部分が漆喰塗りだ=朝来市山東町粟鹿、ライブスペース粟鹿
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新作スピーカーの特長を語る山本雄一さん。前面の白い枠の部分が漆喰塗りだ=朝来市山東町粟鹿、ライブスペース粟鹿

 兵庫県朝来市山東町粟鹿のオーディオ製作会社「ムジカノート」が、漆喰塗りを採用したオリジナルスピーカー「AWAGA/Shikkui-DX」の販売を始めた。正面に漆喰を施し、クリアな音を楽しめるのが特長。同社代表の山本雄一さん(57)は、妻で副代表の洋子さん(57)と昭和初期の古民家を改装した「ライブスペース粟鹿」を運営しており、漆喰の壁がもたらす音響に感心したミュージシャンの一言が、開発のきっかけとなった。(長谷部崇)

 夫妻は2016年4月にライブスペース粟鹿をオープンし、神戸市との2拠点生活を続けている。オーディオ製作を担当する雄一さんは、大手電機メーカーの元エンジニア。学生時代からスピーカー製作が得意で、これまでにコンパクトサイズや背が高い「トールボーイ型」のスピーカーを発表し、その音質はプロのミュージシャンからも「生の演奏のよう」と評価されているという。

 新作は大手メーカーの製品と一線を画し、オーディオファンの興味を引きつけるようなデザインに。幅26センチ、高さ47・5センチ、奥行き37・2センチで、重さ8・7キロ。四方の角を落とし、丸みを帯びた外観は、神戸でレーザー加工した厚さ9ミリの合板を31枚重ねた。積層面の色合いの美しさが目を引く。4本の脚は着脱可能で、横向きにも置ける。

 最大の特長は、正面部分「フロントロードホーン」に、漆喰を施している点だ。昨年11月、ライブスペース粟鹿で演奏したベテランミュージシャンが「ここは音響がいいなあ…。(壁に)漆喰があるからだな」とつぶやいたのがきっかけだった。

 漆喰の音響効果を調べると、比較的高い音域を適度に吸収し、音の乱反射も柔らかくすることが分かった。欧州の宗教建築やホール、公会堂などが音響効果に優れているのも、漆喰塗りが理由の一つに挙げられるという。

 漆喰仕上げのスピーカーというアイデアを形にするため、地元の職人から漆喰塗りの手ほどきも受けた雄一さん。新作について「音が非常にクリアで、合奏やアカペラのコーラスでは、個々の楽器や歌声まで聞き分けられる」と自信をのぞかせる。

 ペアで31万1580円。受注生産。ハンドメードで、完成まで40日ほどかかる。インターネット通販サイトの「ヤフー!ショッピング」や「楽天市場」でも購入できる。ライブスペース粟鹿で試聴可。土、日、月、火曜日の午前10時~午後6時(土曜日は正午から)。TEL080・6212・0984

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