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阪神・淡路大震災の遺構の一部が流失した「神戸港震災メモリアルパーク」。土砂の流出を防ぐ土のうが置かれている=5日午前、神戸市中央区波止場町(撮影・大森 武)
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阪神・淡路大震災の遺構の一部が流失した「神戸港震災メモリアルパーク」。土砂の流出を防ぐ土のうが置かれている=5日午前、神戸市中央区波止場町(撮影・大森 武)
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 阪神・淡路大震災で崩れた岸壁を保存している「神戸港震災メモリアルパーク」(神戸市中央区)の一部が、海に流失していたことが分かった。9月の台風21号による記録的な高潮が原因の可能性もあるが、管理する神戸市は、台風の2週間後に外部から指摘を受けるまで把握しておらず、「正確にいつ流失したのかは分からない」としている。

 同メモリアルパークは、かつての船着き場を埋め立てたメリケンパークの一角にある。1995年の震災の激しい揺れで破壊された長さ約60メートルの岸壁や、傾いて一部が海に沈んだ照明灯などが、被災当時の姿のまま残されている。神戸市が、震災の記憶を伝える遺構として約5億2千万円をかけ整備した。

 市によると、台風21号の上陸から2週間後の9月18日に外部からの指摘を受け、遺構である岸壁の縁石が長さ約5メートルにわたって無くなっているのが判明した。同4日に兵庫県を縦断した台風21号により、神戸市では2・33メートルに達する過去最高潮位の高潮を観測。市は台風通過直後にメモリアルパークの状況を確認したというが、遺構の流失には気付かなかったという。

 メモリアルパークは、8月の台風20号の際も、遊歩道のフェンスが折れたり、植え込みの地面が陥没したりする被害が発生した。市は遺構の定期的な点検や補強は行っていなかった。

 台風20号で壊れたフェンスや植え込みは修復する方針だが、流失した遺構は「震災当時の姿を人為的に復元するのが適切かどうか検討したい」としている。(金 旻革)

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