総合 総合 sougou

  • 印刷
絵本講座「チエノワ」主宰 植木恭世さん
拡大
絵本講座「チエノワ」主宰 植木恭世さん

 どうすれば子どもは絵本や本に親しみを感じるのでしょうか。親子向けに絵本講座を開く「チエノワ」主宰で、長男(5)と長女(2)を育てる植木恭世さん(37)=神戸市東灘区=に親が心掛けるべきことを聞きました。

 -絵本の読み聞かせは子どもの成長にとって大切?

 「子どもは絵本を読んでもらっている間は親を独り占めでき、自分が大切にされていると感じて自己肯定感が養われます。親は想像力や思考力が身に付くことを期待するかもしれませんが、それはあくまで副産物。まずは、親子の大切なスキンシップとして捉えてほしいです」

 -子どもの集中力が続かない。

 「1歳になると歩き始めて興味の幅が広がるので、読み聞かせの途中でどこかへ行くのは当たり前。『うちの子は最後まで聞けず、本が好きじゃないんだ』とくじけないで。2歳前後は『おしまいにするね』と声を掛けると戻ってくる子もいるし、違う遊びをしていても絵本を読む声を聞いている子もいます」

 -絵本を選ぶ際の注意点は。

 「子どもは赤ちゃん向けの絵本で物語が本の前から後ろへ進むことを知り、次に現実と絵本の世界との境界を少しずつ理解します。本の対象年齢は目安と考え、子どもの読書経験や発達の段階に応じて選びましょう。子どもが成長すると赤ちゃん向けの絵本を読むことに抵抗があるかもしれませんが、2~3歳でも繰り返し楽しめますよ」

 -小学校に入ると音読や読書感想文が宿題になる。

 「絵本や本の楽しさを知らずに宿題として接するのは苦痛です。絵本に親しんでいないと本を読んでも映像がイメージできず、読書嫌いになることも。小学生になっても絵本を読み続けても良いし、親が本を楽しむ姿を見せるのも良いですね」

 -自宅でできる工夫は。

 「子ども部屋に本を置いても小学校低学年ごろまでは部屋に行って読むことは少ないです。親と過ごすリビングに、子どもが手に取れる高さで絵本や本を置くのが読書の取っかかりになると思います。親の好みが影響して絵の雰囲気が偏るので、図書館などで開かれている読み聞かせ会に足を運び、いろいろな絵本に出合ってほしいですね」(聞き手・田中宏樹)

【うえき・ちかよ】1981年、神戸市東灘区生まれ。出版社や東京都内の小学校などで勤務し、長男の出産を機に神戸へ戻った。昨年、チエノワを設立。

総合の最新
もっと見る

天気(12月11日)

  • 11℃
  • ---℃
  • 70%

  • 11℃
  • ---℃
  • 80%

  • 11℃
  • ---℃
  • 80%

  • 11℃
  • ---℃
  • 80%

お知らせ