総合総合sougou

  • 印刷
多くの人が行き交うみゆき通り商店街。固定カメラで撮影した映像から歩行者数をカウントし、男女や歩く方向の判別も可能という=姫路市駅前町
拡大
多くの人が行き交うみゆき通り商店街。固定カメラで撮影した映像から歩行者数をカウントし、男女や歩く方向の判別も可能という=姫路市駅前町

 人の目で歩行者数をカウントする「通行量調査」を自動化する技術開発に、兵庫県姫路市と貨幣処理機大手グローリー(同市)が取り組んでいる。同社の人工知能(AI)画像認識技術を用いてカメラで撮影した映像から男女別の歩行者数を自動的に算出する。技術が確立すれば、大幅な省力化によって長期の定点観測が可能となり、データの精度が飛躍的に高まるという。

 同市は年2回、JR姫路駅前のみゆき通り商店街など35地点で従来の通行量調査を実施している。人が目視でカウンターを押して通行人を数えるが、特定の日にするため、天候やイベントの有無に影響を受けやすく、人の目の正確性を心配する声もあった。

 グローリーは貨幣処理機の画像認識技術の応用に力を入れる。今年2月からAIに人間の姿を学習させ、画像から人数を集計できるソフトの開発に取り組んできた。人数だけでなく、男女や歩く方向の判別も可能になったという。

 同市と同社は5日、同商店街で初めて実証実験をした。高さ6メートルの位置に定点カメラを設置し、動画を撮影してソフトで分析。人の手による集計も続け、比較して正確性を判断する。プライバシーに配慮し、動画は分析後すぐに削除する。

 市によると、愛知県豊田市が定点カメラによる調査をしているが、男女を判別できれば初の事例になるという。担当者は「1週間の数値や平均値を出し、データの精度を高めることも可能だ」と期待する。

 同社も調査の正確性が確認できれば、他自治体との事業展開も検討する。担当者は「人の流れを把握できるので、商業施設や小売店向けの需要もある。これを機に市場を広げていきたい」と話す。(井沢泰斗)

総合の最新
もっと見る

天気(10月19日)

  • 23℃
  • 17℃
  • 10%

  • 22℃
  • 12℃
  • 60%

  • 24℃
  • 16℃
  • 10%

  • 24℃
  • 15℃
  • 10%

お知らせ