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活動を振り返る東條健司さん。聞き取りメモや資料が700回の歩みを物語る=神戸市須磨区
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活動を振り返る東條健司さん。聞き取りメモや資料が700回の歩みを物語る=神戸市須磨区
仮設住宅を訪問していた時期。戸口で話を聞くメンバー(東條健司さん提供)
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仮設住宅を訪問していた時期。戸口で話を聞くメンバー(東條健司さん提供)
入居者からメンバーに寄せられたメッセージ
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入居者からメンバーに寄せられたメッセージ

 阪神・淡路大震災の被災者の自宅を訪ね、思いを聞き取ってきた市民グループ「週末ボランティア」の活動が、13日で700回を迎える。「1回だけでも、初めてでも!」を合言葉に、23年間で延べ約3万6500戸を訪問した。代表の東條健司さん(78)=神戸市須磨区=は「700回で一区切りと思ったが、まだまだ続ける意義はある」と、メンバーの負担軽減のため、現行の月2回を月1回に頻度を減らして活動を続けていく。(太中麻美)

 東條さんらは1995年6月から神戸市内の仮設住宅を訪れ、高齢者らの話を聞く傾聴の活動を始めた。会社員だった自身のほか、メンバーには仕事があるため、活動日は毎週末に。「市内の仮設住宅のほとんどを回った」と振り返る。

 その後、復興公営住宅が整備され、市内の仮設住宅が解消。「仮設がなくなれば、活動は不要では」と考えたというが、入居者のコミュニティーづくりの困難さなどが表面化し、かえって訪問が求められていることに気づき、活動の場を復興公営住宅へと移した。

 2004年ごろからは、神戸市中央区の復興公営団地「HAT神戸脇の浜」に範囲を絞り、現在は月2回の訪問を続ける。メンバーは主に同市内から毎回5~10人が集う。1回につき20軒前後を回り、実際に話を聞けるのは数軒だ。

 震災から23年。顔なじみの入居者が亡くなったり、施設に入所して会えなくなったりするなど、年月の経過を感じることが増えた。それでも、玄関ドアに「お入りください」とメモを張るなど、訪問を楽しみにしてくれる人がいる。東條さんは「まだ続けているのかと言われることもあるが、続けることが大切だ」と力を込める。

 13日は午後1時半に市勤労会館に集合。「HAT神戸脇の浜」を訪問後、同5時半から700回を記念した会を同会館で開く。活動への参加も随時受け付けている。

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