総合 総合 sougou

  • 印刷
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
拡大
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 台風21号による高潮被害を受けた兵庫県芦屋市の南芦屋浜で、護岸にある防潮堤が地盤沈下により、国が定めた基準の高さより約20センチ低くなっていたことが分かった。少なくとも2012年から基準を下回っており、県は「かさ上げを基本に対策を考えたい」としている。

 県議会決算特別委員会で幣原都議員(自民党)の質問に答えた。

 南芦屋浜地区は県企業庁が開発した人工島で、1998年から住民が入居。今回の台風では、海水が防潮堤を乗り越えて住宅地にまで及び、床上浸水17棟、床下浸水230棟などの被害が出た。

 県によると、島の防潮堤は、国が示している港湾施設の設置基準で設計。島の南側では5・2メートルの高さが必要とされたが、将来の地盤沈下を考慮して5・45メートルの高さで整備した。しかし、今回の台風後の測定では5・02メートルと整備時よりも約40センチ低くなっていたことが判明。過去にさかのぼって調べたところ、12年時点で5・03メートルと基準に達していなかったという。島の東西や北部の防潮堤も同様に、国の基準より低かった。

 国の示す基準に法的な拘束力などはないが、県港湾課は「東日本大震災後、津波対策に注力していて防潮堤の地盤沈下にまで意識が回っていなかった側面はあるかもしれない」と弁解。国が9月に設置した「大阪湾港湾等における高潮対策検討委員会」の中で、同地区の防潮堤対策などを検討するとしている。(前川茂之)

総合の最新
もっと見る

天気(3月1日)

  • 14℃
  • ---℃
  • 10%

  • 13℃
  • ---℃
  • 10%

  • 15℃
  • ---℃
  • 10%

  • 14℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ