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兵庫県の「県政150周年」
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兵庫県の「県政150周年」
北海道の「命名150年」
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北海道の「命名150年」
福島県会津若松市「戊辰150周年」
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福島県会津若松市「戊辰150周年」
鹿児島県の「かごしま明治維新博」
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鹿児島県の「かごしま明治維新博」

 23日は明治改元から150年。政府は「明治150年」として記念事業を推進するが、各地で花盛りの周年イベントはその名称もさまざまだ。維新ゆかりのご当地などでは「明治」や「維新」を積極的に採用する一方、この2語を避ける自治体もある。他にも、兵庫や北海道などは独自路線で節目を祝う。専門家は「地域の価値観が多様化し、地元を第一に思う姿勢が前面に出ている」と指摘する。(竹本拓也)

 明治維新の立役者、西郷隆盛を輩出した鹿児島県は、節目の事業を「かごしま明治維新博」と名付けた。

 関連施策の350件は全国最多。英国への留学生派遣など、人材育成を主眼にしたものも多い。県の担当者は「(大河ドラマの)『西郷(せご)どん』効果もあり、誘客面で効果が大きい。子どもたちの歴史認識も深まっている」と話す。

 幕末から活躍した人物が多く出た「薩長土肥」の自治体や、維新動乱の舞台となった京都市も「明治150年」を前面に押し出す。先人の偉業や新たな観光資源のPRに熱心だ。

 一方、旧幕府側だった会津藩の地元、福島県会津若松市のPRポスターには「戊辰(ぼしん)150年」の文字が躍る。同市では白虎隊の史実をオペラ化したほか、特別番組「AIZU」をつくり、会津の視点で幕末から明治の歴史を伝えた。名称に「明治」を入れていないことについて同市は「そもそも明治150年の意識がなかった」と説明する。

 濃い独自色を発揮するのは、兵庫県。今年7月に開いた記念式典のキャッチコピーは「県政150周年」。廃藩置県の3年前に設置されたというその独自性が由来となっている。兵庫は旧五国が一つとなった全国的にもまれな県で、園田学園女子大の田辺眞人名誉教授(地域史)は「旧五国の歴史的背景はそれぞれ。維新に対する受け止めも一律でなかった。むしろ兵庫県民にとっての150年は神戸港開港であり、兵庫県誕生だ」と強調する。

 かつて「蝦夷地(えぞち)」と呼ばれた北海道は今年末まで、命名150年にちなんだ事業を展開する。ポスターに採用したのは、北海道の名付け親、松浦武四郎だ。官民共同で豊かな食の魅力や縄文・アイヌ文化の発信などに力を入れており、他地域とは趣向が異なる。

 国の「明治150年」事業を推進する内閣官房によると、都道府県など自治体が主催する関連事業は約3650件(6月末時点)。最多の鹿児島県350件に対し、最少は沖縄県の7件だった。

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