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広島市でのコンサートに向けて準備を進める原口佳代さん=宝塚市内
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広島市でのコンサートに向けて準備を進める原口佳代さん=宝塚市内

 兵庫県の尼崎JR脱線事故で夫浩志さん=当時(45)=を亡くした音楽講師原口佳代さん(58)=宝塚市=が12月、2014年8月の土砂災害に見舞われた広島市安佐北区を訪れ、歌と語りを届ける。77人が犠牲になった災害の被災者らに思いを重ね「あの日を覚えていることが力になる。歌って泣いて、感情を出してほしい」とエールを送る。(上田勇紀)

 05年4月、乗客106人と運転士が亡くなった尼崎市のJR脱線事故で、浩志さんは1両目で犠牲になった。月命日に現場を訪れ、悲しみの淵で「生きること」と向き合ってきた。14年、音楽大学時代の友人と「虹色の音」を結成。兵庫県内の寺院や広島市を訪れてコンサートを開いている。

 原口さんらの活動を知った広島市の「若者活動サポートセンターあおぞら」が呼び掛け、安佐北区でのコンサートが実現することに。当初は7月の予定だったが、広島市などを襲った西日本豪雨で延期され、12月となった。

 「私にとって脱線事故から4年が過ぎたころは、まだまだだけど、何ミリかだけ上向きになれた時期だった」と原口さん。「被災地支援は東北などに集中しがち。忘れていない、覚えていると伝えたい」

 同団体共同代表の秦野英子さん(52)は「被災地では、しんどい思いをしていても『もっと大変な人がいる』と思って我慢してしまう。生きていることを責める人もいる」と指摘。4年前の災害が風化しているといい「少しでも前を向くきっかけになれば」と期待を込める。

 前半はアニメの歌を織り交ぜ、子どもから高齢者まで参加しやすい内容を計画。後半は脱線事故からの日々を語り、さだまさしさんの曲などを披露する。友人がピアノと電子オルガンを担当する。

 コンサートは「詩にこころをのせて」。12月26日午後2時から、広島市安佐北区可部3の「かしわや入江」で。飲み物代500円。申し込みは若者活動サポートセンターあおぞら(メールaozora.wakamono@gmail.com)へ。

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