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兵庫突堤での祭の女王の戴冠式
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兵庫突堤での祭の女王の戴冠式
花自動車に乗る女王ら。松田演子さん(右)はタイヘイレコード社長のめいだという
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花自動車に乗る女王ら。松田演子さん(右)はタイヘイレコード社長のめいだという
福原遷都から開港まで時代衣装の懐古行列
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福原遷都から開港まで時代衣装の懐古行列
中島映画のフィルム缶を手に、「みなとの祭」の復元について話す木羽康真さん=神戸松蔭女子学院大
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中島映画のフィルム缶を手に、「みなとの祭」の復元について話す木羽康真さん=神戸松蔭女子学院大

 ミナト神戸の初夏を彩る「神戸まつり」の前身で、1933(昭和8)年11月に開催された「第1回みなとの祭」の映像が発掘された。神戸・新開地にあった「中島映画製作所」撮影のフィルムで、神戸に永住した外国人の旧蔵品。このほどデジタル化されて蘇(よみがえ)り、17、18の両日、神戸松蔭女子学院大(神戸市灘区)で初めて一般公開される。(田中真治)

 16ミリフィルムで約13分。市内各区の候補者による祭の女王戴冠式▽時代衣装の懐古行列▽外国人らを乗せた花自動車の国際大行進▽花火や電飾の神戸ナイト-など、2日間(7、8日)の祭りの主な行事を撮影している。

 フィルムを所有していたU・A・カザール(1888~1964年)はスイス人の実業家で、12年に来日。綿貿易に関わり、亡くなるまでの大半を神戸で暮らした。漆器などの美術品の収集で知られ、コレクションは大阪市立美術館が所蔵する。

 フィルムは、同大実習助手の木羽康真さん(38)が遺族から譲り受け、保存。今年、学内のプロジェクトで「MINATO-MATSURI」と書かれたフィルムをデジタル化し、第1回のニュース映像だと判明した。

 当時の神戸新聞や神戸又新(ゆうしん)日報によると、祭の女王の候補者には同学院の前身・松蔭高等女学校OGの松田演子(のぶこ)さんもおり、「プロの撮った鮮明な映像で特定できた」と木羽さん。アマチュアのホームムービーも神戸市立博物館や神戸映画資料館に残っており、「併せて研究すると、祭りの様子がより明らかになるのでは」と期待する。

 また、製作の中島映画について、親族の中島ミヱ子さん(90)=同市東灘区=は「ニュース映画を県庁などに納めていた」と伝え聞くが、「戦争で全部焼けてしまい、実際の映像は見たことがない」と発見を喜ぶ。安井喜雄・神戸映画資料館長(70)も「初期の沖縄映画を手掛けた記録などはあるが、詳細は不明」とし、希少な現存フィルムの資料的価値に注目する。

 映像は同大の「松蔭祭」期間中(17、18日)、常時上映。カザール撮影の「第4回みなとの祭」(約1分)の上映や、第1回のポスター作者で松蔭の洋画同好会を指導した小磯良平の資料展示もある。同大TEL078・882・6134

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