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会見で再発防止対策を説明する来島達夫社長=大阪市北区、JR西日本
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会見で再発防止対策を説明する来島達夫社長=大阪市北区、JR西日本

 JR西日本の山陽新幹線のぞみの台車が破断寸前のまま運行を続けた問題を受け、同社は14日、車両の安全性向上のため、人工知能(AI)を使って新幹線の走行音から異常を検知する技術を開発した、と発表した。異音検知システムの開発を手掛けるNTTデータ(東京)などと共同で実証実験を重ね、2019年度内の導入を目指す。

 昨年12月、同社乗務員らは異音や振動、もやなど計30の異変に気付きながら「のぞみ34号」を約3時間走らせた。台車の亀裂は破断寸前になっており、国の運輸安全委員会から新幹線初の「重大インシデント」と認定された。

 新技術では、線路近くに設置したマイクで走行音を収録し、正常な走行音を学習した判別システムに送る。AI技術で「通常と異なる音」と検知すれば、指令所に通知され、指令員が運行可否を判断する仕組み。

 既に走行音の録音作業を始めており、マイクの設置場所や必要な数を検討している。車両や台車への設備は不要という。来島達夫社長は「重大インシデントを教訓に人間の五感に頼らないハード面の強化も進め、技術面でもさらなる高みを目指したい」と話した。

 また、走行車両の重要部品の温度を赤外線で測る「台車温度検知装置」の1台目を、19年3月に徳山-新山口間に設置することを決めた。山陽新幹線区間の5カ所に新設する予定で、兵庫県内では西明石-姫路間が候補となった。一方、車体を支える空気ばねの圧力などから異常を自動分析し、運転士に伝える車上装置も同年1月から順次搭載する。(竹本拓也)

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