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日本シリーズで本塁打を放った丸佳浩選手。広島のフェースガード使用率は高くない=11月1日、ヤフオクドーム
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日本シリーズで本塁打を放った丸佳浩選手。広島のフェースガード使用率は高くない=11月1日、ヤフオクドーム
日米野球にフェースガード付きのヘルメットで出場するソフトバンクの柳田悠岐選手=11月10日、東京ドーム
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日米野球にフェースガード付きのヘルメットで出場するソフトバンクの柳田悠岐選手=11月10日、東京ドーム
アメフット用を改造したフェースガードを付けて試合に出場した近鉄のマニエル選手=1979年
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アメフット用を改造したフェースガードを付けて試合に出場した近鉄のマニエル選手=1979年

 ソフトバンクの日本一で閉幕した今季のプロ野球で、打者のヘルメットに目立った変化があった。日本シリーズや日米野球でも、ソフトバンクの柳田悠岐選手らがほおを覆うフェースガード付きを装着。顔への死球禍を防ぐための措置だが、ファッション性も意外に受けているという。

 今月9日に開幕した日米野球。米側の選手の多くが、打席に立つたびにフェースガード付きのヘルメットを着用していた。

 「米大リーグで普及した影響で、今年の夏ごろから付ける選手が増えた」。ソフトバンク広報室の井上勲室長が、チームに浸透した経緯を説明する。

 これまで、近鉄のマニエル選手やダイエーの秋山幸二選手らが、顔面に死球を受けた直後の対策として特注のフェースガードをヘルメットに付けたことがあったが、短期間の特例的な使用に限られていた。それが、米国の後を追うように日本でも売り出されるようになると、ソフトバンクでも一気に広がったという。

 柳田外野手のほか、「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩の甲斐拓也捕手、チャンスメーカーの川島慶三内野手…。日本シリーズでも、打席の左右や打順にかかわらず、数人の中心選手がほおをカバーで隠して投手に相対した。

 井上室長によると、投手の球速が上がり、前足を早めに踏み込む打撃スタイルが強打者を中心に普及。内角の投球を避けづらくなり、死球の予防策として使われるようになったという。厚みがそれほどなく、一定の視野を確保できる構造も決め手の一つだそうだ。

 ただ、ソフトバンクでは別の理由もある。「大リーグのスター選手であるトラウトやハーパーが使っているのも大きい。『かっこいい』『ファッショナブル』というノリのようなところもある」

 日本野球機構によると、ガードの装着は「ヘルメットの改造」に当たり、各球団からの申請を受けて現物を確認し、許可を出している。ヤクルトのバレンティン選手のように昨季から取り入れている選手もいたが、今季に入って使用が急増したという。

 申請は全12球団から出ているもののチームによって温度差がある。阪神タイガースによると、今季加入したナバーロ選手のみが使用を届けているといい、広報担当者は「個々の選手の判断に任せている」と話す。

 日本シリーズでソフトバンクに敗れた広島でも少数派にとどまる。クリーンアップの丸佳浩選手、鈴木誠也選手らが今季から使い始める一方、「圧迫するような感覚がある」などと見送る選手が多いという。

 広島の球団関係者は「内角を攻められる選手にとっては、それなりの安心感が得られるだろう。ただ、実際に投球が当たった際にけがをしない保証もなく、ためらいにつながっているのではないか」と話す。(小川 晶)

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