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日本初の世界文化遺産登録から25年を迎えた国宝姫路城(小型無人機より撮影)=姫路市本町(撮影・大森 武)
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日本初の世界文化遺産登録から25年を迎えた国宝姫路城(小型無人機より撮影)=姫路市本町(撮影・大森 武)
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 姫路城(兵庫県姫路市)が日本初の世界文化遺産に登録されてから11日で25年になる。登録約1年後の阪神・淡路大震災で集客が落ち込んだが、「平成の大修理」を経て入城者数は登録前の3倍に。その後も訪日外国人観光客(インバウンド)の急増を追い風に登録前の2倍程度で推移する。城として単独登録された国内唯一の世界遺産。現在22件に上る国内の遺産登録の中でも、その存在感は際立っている。(伊藤大介、宮本万里子)

 姫路城は1992年9月、日本の世界遺産条約批准後初の世界遺産として、政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦を決定。93年12月、法隆寺地域の仏教建造物(奈良県斑鳩町)とともに、国内第1号として登録された。

 おおむね80万人台が続いていた年間入城者数は93年度、世界遺産登録の効果で100万人を超えた。震災後に一時低迷したが、大修理が終わった2015年度には過去最多の286万人に達した。特に外国人入城者は、90年代は年間4万~5万人で推移したのに対し、01年度から増加し続け15年度に30万人を突破した。

 姫路市は世界遺産登録後、5年ごとに節目のイベントを展開してきた。「他の地域が望んでもなかなか登録されない中で、相対的に姫路城の価値が高まった」と世界的な知名度の高まりを実感しており、今後さらにインバウンド対策に注力する方針だ。

■国内22件の遺産登録、来客数で明暗

 姫路城と法隆寺を皮切りに、25年間で国内の世界遺産登録は着々と増えているが、地域の財産として生かすことができるかどうかは、登録後の取り組みにかかっている。

 厳島神社がある宮島(広島県廿日市市)の来島者は3年連続増で過去最高を更新。洋上に大鳥居が浮かぶ光景は会員制交流サイト(SNS)で拡散を続ける。

 一方、法隆寺(奈良県斑鳩町)は拝観者数が1989年度の115万人から2017年度は64万人に落ち込んだ。大仏とシカで人気を集める東大寺(奈良市)から約1時間半とアクセスがネック。少子化で修学旅行生も減り続けているという。

 石見銀山(島根県大田市)や富岡製糸場(群馬県富岡市)も登録後に観光客が急増したが、ブームが落ち着き、ピーク時から半減している。

 11月に姫路市で行われた世界遺産サミットでは関係者から「世界遺産になるのがゴールではない」と本音が漏れた。(伊藤大介)

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