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 神戸市は、まちのシンボル、神戸ポートタワー(同市中央区)の活性化に乗り出す。タワーに直結する商業・オフィスビルを建て替えるとともに、タワーの運営も民営化する。建て替えと運営を一括して担う民間事業者を2019年度にも公募、選定する。神戸のランドマークの魅力を高めることで、外国人観光客らの呼び込みにつなげる。(長尾亮太)

 神戸ポートタワーは1963年に開業。入場者は64年の91万人が最多で、阪神・淡路大震災後は30万人台を中心に推移している。同市は都心部と海が近い立地をまちの魅力向上に生かそうと、三宮・都心再整備と連動させてウオーターフロント再開発を推進。ポートタワーを「神戸観光のシンボル的な施設」(久元喜造市長)と位置付ける。

 同市によると、JR京都駅前の京都タワーや横浜港臨海部の横浜マリンタワーは、同じく60年代に開業し、低層部の改装で入場者を飛躍的に伸ばした。低層部の広さが限られるポートタワーは、直結するビルと一体的にてこ入れすることで活性化を図る。

 開業以来、市の外郭団体「神戸港振興協会」が運営しており、民間事業者に委ねるのは初めて。民営化は20年度を見込む。独自の顧客網やノウハウでタワー内に有力なテナントを誘致し、集客力を高める手腕に期待する。観光客らに親しまれた展望台の回転喫茶が閉店したのも、このプロジェクトの一環という。

 一方、建て替えるのは63年建築の中突堤中央ビル旧館。土地、建物ともに市が実質的に所有する。4階建てで、3階にある連絡橋でポートタワーと直結する。当初、神戸海洋博物館の前身に当たる施設が3、4階に入居し、1、2階は客船のターミナルとして使われた。近年は飲食店や土産物店、ラジオ局などが入り、市が移転交渉を進めている。

 同市みなと総局は「会員制交流サイト(SNS)に写真を投稿するだけでなく、実際に国内外の観光客が訪れて楽しんでもらえるようになれば」と話す。

【神戸ポートタワー】1963(昭和38)年、日本初の鋼管パイプ構造で建設された。2010年の大規模改装で発光ダイオード(LED)7千個が追加され、多彩なライトアップが話題に。14年には国の登録有形文化財になった。年中無休。高校生以上700円、小中学生300円。展望台の回転喫茶は閉店したが、フロアは元日から再開放される。TEL078・391・6751

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