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異人館の庭にたたずむイノシシ像「ポルチェリーノ」と年賀状用の記念撮影を楽しむ観光客=うろこの家
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異人館の庭にたたずむイノシシ像「ポルチェリーノ」と年賀状用の記念撮影を楽しむ観光客=うろこの家
阪急神戸三宮駅前で街角を見下ろす「ポルチェリーノ」=カフェ「スタンドイン」
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阪急神戸三宮駅前で街角を見下ろす「ポルチェリーノ」=カフェ「スタンドイン」
「幸せになりたい」。ポルチェリーノの鼻をなでて祈る人たち=うろこの家
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「幸せになりたい」。ポルチェリーノの鼻をなでて祈る人たち=うろこの家
鼻をなで、口にコインを入れて下の池に落とすと幸せになると言われている。鼻は触られすぎてテカテカ=うろこの家
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鼻をなで、口にコインを入れて下の池に落とすと幸せになると言われている。鼻は触られすぎてテカテカ=うろこの家
東京駅・八重洲地下街のポルチェリーノ(2007年撮影、ぐんちゃさん提供)
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東京駅・八重洲地下街のポルチェリーノ(2007年撮影、ぐんちゃさん提供)

 2019年の干支は「亥」。神戸では六甲山から街中に出没するイノシシが有名だが、幸運を呼び込むという銅像も注目だ。市内では少なくとも中央区2カ所に設置され、意匠は同じ。本物はイタリアにあるという。12年に一度浴びる注目に、「ポルチェリーノ」(伊語で「子豚ちゃん」)の愛称で親しまれるイノシシは鼻高々となっている。(上杉順子)

 ポルチェリーノを置く異人館「うろこの家」の広報崎原朝香さんによると、像の歴史は古代ローマ時代の大理石像にさかのぼる。ギリシャ神話に登場する巨獣「カリドンの猪」を彫ったとみられる像を基に、17世紀の彫刻家ピエトロタッカが制作したのが通称「ポルチェリーノ」。本物はイタリア・フィレンツェの広場に置かれ、アンデルセンの童話「青銅のイノシシ」のモデルにもなった。国内でも各地にレプリカがある。

 「うろこの家」の像は前庭に鎮座し、目立つ存在だ。鼻をなで、口から足元の水場にコインを落とすと幸せになれるとされ、触られ続けた鼻先は金色に光っている。庭ができた1988年からあり、亥年を迎えるのは今回で3度目。初めての95年は特に話題にもならず過ぎたが、2度目の2007年に新聞で紹介されて客が増え、鼻は一気にテカテカに。今回は「亥」や「謹賀新年」と書いた記念撮影用の吹き出し看板を用意。1月14日まで使える。

 「三宮の駅前にもいる。いつかお見合いさせたいわ」と崎原さん。その像は、阪急神戸三宮駅の高架下の西端、カフェ「スタンドイン」前の柵の中にいる。「イノシシちゃう?」「干支関係かな」と話しながら通り過ぎる人もいた。

 店長の足立友和さんによると、同店は「ポルチェリーノ・カフェ」という店名で20年ほど前にオープン。像は店のシンボルで、当初は柵もなく、イノシシは歩道から数十センチ高い台座の上にいた。運営法人が変わった数年前に店名が変更され、台座周辺は柵で囲んだテラス席になったという。

■国内外に点在するポルチェリーノ

 幸運のイノシシ像「ポルチェリーノ」の複製は国内外各地に点在している。このうち神戸の2カ所を含む国内7カ所、海外1カ所を巡った男性に話を聞いた。

 「同じ像なのに、置かれた環境で見た目の印象が全然違うのが面白かった」と、ツイッターアカウント「ぐんちゃ」(@scar_sama)で情報を発信している川崎市の男性会社員(52)。亥年を前に年賀状のネタを探していた2006年末、ポルチェリーノを知った。

 国内各地にあることを知り、趣味のサッカー観戦に合わせて訪ね歩いた。1年以上にわたる旅の記録をブログ記事「2007年小猪の旅」にまとめた。2010年にはオーストラリア・シドニーにある像も訪れたという。ポルチェリーノ、あなたの街でも見つかるかもしれませんよ-。(上杉順子)

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