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「六甲花吹雪」の針金アートが投稿されたikiさんインスタグラム(画像の一部を加工しています)
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「六甲花吹雪」の針金アートが投稿されたikiさんインスタグラム(画像の一部を加工しています)
小さなペンチを使い文字の形を整えていくikiさんインスタグラム(画像の一部を加工しています)
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小さなペンチを使い文字の形を整えていくikiさんインスタグラム(画像の一部を加工しています)
十五夜に投稿した画像には2000を超える「いいね」がついたikiさんツイッター
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十五夜に投稿した画像には2000を超える「いいね」がついたikiさんツイッター
本邦初公開「鴬」の針金アート。あっという間に完成(ikiさん提供)
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本邦初公開「鴬」の針金アート。あっという間に完成(ikiさん提供)

 1907(明治40)年創業で、関西ではおなじみの「鴬ボール」の植垣米菓(本部・加古川市)のロングセラーあられ「六甲花吹雪」。古い映画の字幕のような書体の商品ロゴが、針金で再現されインスタグラムで話題です。「すごい再現力!」「素晴らしい」と称賛のコメントが寄せられ、製造元の担当者は「この字体をこれからも守っていきます」と感激もひとしおだ。(ネクスト編集部・金井かおる)

 作者は、関東を拠点に針金アクセサリー作家として活動するiki(いき)さん。手掛けたアクセサリーはアナウンサーやタレントが身につけ話題になることも。でも、今注目の芸術家がなぜ、兵庫のあられ?

 「一筋縄ではいかないところが魅力的でした」

 贈答品として届いた「六甲花吹雪」のパッケージを見た瞬間、文字の角やそり返りの凝ったデザインに制作意欲をかき立てられたそう。普段から好みだった隷書に似ている点にもひかれ、制作を思い立ったといいます。

 「特に『雪』の雨冠の4つの点がつながっているところはグッときました」

 材料は、普段の作家活動で使用する直径0.6ミリの金と銀の針金。下書きはせず、文字を見ながら、1本の長い針金を文字を縁取るようにペンチで曲げ完成させるそうです。作品は一筆書きのようにつながっているというから驚きます。今回使用した針金の全長は約150センチ。所要時間は40分ほど。

 完成直後の1月5日、インスタグラムやツイッターに投稿したところ、いいねの通知が相次ぎました。

 以前から、時々の思いを針金文字で表現するという独自の手法でSNS発信を続けてきたikiさん。2015年の中秋の名月の夜には「月が綺麗ですね」のメッセージを針金で表現し投稿。2000超の「いいね」を集めました。

■メーカー担当者も驚きの声

 「…これはすごいですねえ」

 電話の向こうで、息をのむ植垣米菓の総務部男性社員。ikiさんのインスタ投稿は知らなかったそうで、職場で閲覧してもらったところ、他の社員からも「どうやって作っているの?」「ペンで書いているかと思った」といった驚きの声が上がったそうです。

 「六甲花吹雪」の発売は1961(昭和36)年、エビ、ごま、青海苔の3つの味のやわらかいあられにピーナッツと黒豆がミックスされ、58年間変わらぬ味を守り続けています。発売時の商品写真などは残っていませんが、40年以上勤務する社員によると、「当時からこの字体だった」。

 「58年の歴史のある商品と現代の感性との融合により、弊社商品の字体の良さを再発見させてもらいました。これからも大切に残していきたいです」

■第2弾は…

 ikiさんに今後表現してみたい文字を聞くと「個人的に『鴬ボール』が好物なので、あの丸くてかわいい書体にチャレンジしたいです」。

 この答えから約40分後、メール着信に気付きスマホを手に取るとikiさんからの新着メール。開封すると、か、かわいすぎる「鴬」が…。

【iki(いき)】針金アクセサリー作家。2015年から活動開始。コンセプトは「重たくない存在感と密かなユーモアを持つユニークなものづくり」。インスタグラムアカウントはiki_insta。

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