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「遺児の気持ちを本当に理解することは難しいが、理解しようと思い続けた」と語る富岡誠さん=神戸レインボーハウス
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「遺児の気持ちを本当に理解することは難しいが、理解しようと思い続けた」と語る富岡誠さん=神戸レインボーハウス

 阪神・淡路大震災で親を失った子どもたちの支援施設「あしなが育英会・神戸レインボーハウス」(神戸市東灘区)で13日、震災遺児らが交流する「想いを明日につなぐ会」があった。

 今年は阪神・淡路の遺児らが集う場を企画、非公開で実施した。レインボーハウスによると、遺児や保護者、遺児の子どもら36人が参加。亡くなった家族をしのんで黙とうした後、遺児と保護者は班に分かれて近況を語り合い、ハウスで出会った仲間との絆をかみしめたという。(金 旻革)

 レインボーハウス開設のきっかけは、1995年夏に父と妹を亡くした小学5年の男児が描いた「黒い虹」。子どもたちが心に負った傷がどれだけ深かったかを大人たちに痛感させた。

 遺児らに携わってきたディレクター富岡誠さん(63)は「(遺児らの)ありのままを受け止めよう」と心がけてきたという。乱暴に振る舞う子、あまり口を開かない子、学校に行かない子-。それぞれの思いを抱え、感情の発露の形もさまざまだったが、心の波長を合わせようと努めた。時には話をせず、ただ一緒に寝転んで過ごした。

 「主導権を奪わない。子どもたちが自分の心にゆっくり向き合ってほしいから」。生きる希望を取り戻し、自分の足で人生を元気に歩むことを願う。

 同育英会は1996年から追悼式を毎年実施し、2016年からの3年間は東日本大震災の遺児らを招いた「追悼と交流のつどい」を開催した。富岡さんは「支援の輪がつながり、広がっている」と目を細めた。

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