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六甲山牧場で試験的に飼育されている但馬牛=神戸市灘区六甲山町中一里山
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六甲山牧場で試験的に飼育されている但馬牛=神戸市灘区六甲山町中一里山

 海外や訪日外国人観光客の間で神戸ビーフの人気が高まる中、神戸市は2019年度、六甲山牧場(神戸市灘区)で神戸ビーフのもとになる但馬牛(たじまうし)の本格的な飼育と展示に乗り出す。海外では「コウベを地名ではなく牛肉のブランド名として認識している人も多い」(市農政部)とされるほど高い知名度を生かし、外国人観光客の呼び込みを図る。併せて需要に供給が追いつかない神戸ビーフの増産にも貢献したいという。(長尾亮太)

 市は、JR三ノ宮駅にある市の観光案内所で、欧米の観光客から「神戸ビーフになる牛を見たい」との要望が多いことから、六甲山上まで外国人客を呼び込める有力な観光資源として但馬牛に目を付けた。

 同牧場を運営する市の外郭団体「神戸みのりの公社」は、すでに16年11月から牧場内で試験的に飼育を実施。現在、生後3カ月から2歳3カ月までの雌牛3頭と、生後5カ月の雄牛1頭の計4頭を飼っている。

 これまでは繁殖を重視して人目に触れにくい場所に牛舎を設けていたが、今後は、観光客から見えやすい広い斜面で飼育する案が有力だ。当初は7、8頭程度に増やして飼育することを想定している。

 ただ、観光客と牛が触れ合うことは禁止し、柵越しに距離を取って見てもらうことになるという。市の担当者は「病気の感染を防ぐために万全の態勢で臨む」としている。

 市経済観光局は「都心に近接する六甲山でさらに楽しみが増えれば、神戸観光の魅力アップに直結する。神戸ビーフのブランドを生かしたい」ともくろむ。

 神戸ビーフは、訪日客や海外向けの引き合いが増える一方で、但馬牛の供給は伸び悩んでおり、子牛の流通価格は18年までの7年間で2倍以上に高騰した。同牧場では繁殖にも力を入れ、供給拡大を少しでも後押ししたい考えだ。

【六甲山牧場】スイスの山岳酪農をモデルに1956年から乳牛やヒツジの放牧を始め、76年から一般開放をスタート。神戸市が施設を所有し、外郭団体の神戸みのりの公社が運営を担う。ヒツジや乳牛、ヤギ、ウマなどを飼育している。2017年度の利用者数は約27万8千人。

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